今年4月に直販グループに加わった3つの「おらが町投信」に対しては、投信会社としての事業の先行きを疑問視するなど、批判的な見方も少なくない。澤上篤人氏はこれにどう答えるのか。 ――ありがとう投信を兄貴分として、ここに来て、おらが町投信も加わったことで、独立系の直販の投資信託に対する認知度も高まっています。ただ、当初の運用資金が小さくスタートしたことで、「理念に現実が追いついていない」「ビジネスとして、先行き大丈夫か」といった見方も出ているようです。 投信も他のビジネスと同じです。世の中が必要とするものを提供できれば続きます。小さく生まれたから心配と思うのはその人の勝手です。ただ、大事なことは、どれだけ強い思いをもっているかということです。ビジネスの成否はすべて情熱で決まります。ましてや、今回のケースでは、新たに会社を立ち上げたのですから。その思いの強さが問われ続けるのです。その情熱が投資家に