印刷 17日午前8時10分ごろ、岩手県警盛岡西署(盛岡市青山3丁目)の男子トイレ個室で、同署地域課自動車警ら班長の男性警部補(32)が頭から血を流しているのを別の署員が見つけた。頭部に拳銃で撃ったような跡があり、病院に運ばれたがまもなく死亡した。 県警によると、警部補は前夜から当直勤務中だった。近くに本人の拳銃があり、天井に銃弾の跡があったという。同署は、警部補が拳銃自殺を図ったとみて動機を調べている。 警部補は東日本大震災の発生当時、被災した沿岸部の大船渡署に勤務し、6月初旬に盛岡西署に異動していた。変わった様子はなかったといい、佐藤哲夫署長は「拳銃で自殺を図ったとしたら非常に遺憾だ」というコメントを出した。