第69回ヴェネチア国際映画祭の特別招待部門に出品された黒沢清監督の『贖罪』が、8月30日14時半(現地時間)より上映され、スタンディングオベーションを巻き起こした。 ・[動画]ドラマ『贖罪』制作発表会見 同作は、WOWOWで今年1月に放映された全5話の連続ドラマ。今回上映されたのは、そのドラマを4時間半の長編映画として再編集したもので、ドラマの評判を聞いた世界各国の映画関係者らの強い要望により映画として再編集され、今回の出品につながった。 上映前には記者会見も行われ、黒沢監督は「撮影をした当時は、テレビや映画を意識して撮ってはいなかったので、正直、このように映画として世に出ることになったことをとても嬉しく思っています」とコメント。また「長尺にも関わらずこの作品を選んでくれたヴェネチア国際映画祭は、寛大で冒険的な映画祭だと、改めて懐の広さに感激しています」とも話していた。 同作は、湊かなえの
ベネチアでサインに応じる黒沢清監督 - 写真:中山治美 イタリアで開催中の第69回ベネチア国際映画祭で現地時間30日、WOWOWで手掛けた連続ドラマ「贖罪」が正式招待された黒沢清監督が記者会見を行った。 湊かなえ原作の「贖罪」は、主人公・麻子が、自分の子どもを殺害されたことの贖罪を、目撃者だった4人の同級生に強いる壮絶な人間ドラマだ。今年1月に放送され、小泉今日子、蒼井優、小池栄子、安藤サクラ、池脇千鶴ら豪華女優陣の競演で話題となった。今回は放送時間300分の映像を270分に編集した映画祭バージョンで上映される。 会見で黒沢監督は「オリジナルはなるべく残すという方針で、これ以上は無理という30分だけ切りました。日本でもこんな形で上映したことはないので、(ベネチアは)冒険をいとわない映画祭なんだと感激しています」と緊張で吹き出す汗を拭いながら喜びを語った。 ADVERTISEMENT 実は本
CGソフト『MMD(MikuMikuDance)』がいま、非常に熱い! アマチュア3Dアニメ作者たちが腕を競い合う夏の大会『MMD杯』第9回は、ついに8月17日21時から本選がスタートした。かわいい3Dアニメの五輪と言えるこの大会、その結果にファンたちからの熱い視線が集まっている。 「なんか楽しそうじゃない! ところでMMDってなに?」そんな皆様のため、本特集は全4回にわたってMMDの魅力を余すところなく紹介する。とにかく読んでもらえれば、MMDがどえらいことになっているのが分かるはず! MMD杯優勝者たちのほとんどは“3DCG初心者” 迷わず作れよ、作れば分かるさ! MMDカルチャーを知るなら、ニコニコ動画に投稿された作品をいろいろ見るのが一番だ。でもどの動画が面白いか分からない……そんなアナタには、MMD杯優勝作品のチェックをおすすめしたい。 冒頭にも紹介したMMD杯は、2008年夏に
8月31日、東京地裁にてアップルがサムスンを相手取った特許訴訟の中間判決が下され、アップルの請求が棄却される結果となった。 今回の訴訟でアップルは、サムスンのスマートフォンやタブレット型端末の製品の一部が、アップルの「iPhone(アイフォーン)や「iPad(アイパッド)」に用いられている特許技術(パソコンと端末の間でファイルを同期する際の技術)を侵害したと主張し、損害賠償を求めていたが、裁判ではサムスン製品のファイルの同期方法はアップルのそれとは異なり、アップルの特許権を侵害するものではないという判断が下された。 アップルとサムスンの間では、両社の製品についてそれぞれが保有するデザインや通信技術に関する特許の侵害を争点として世界各国で訴訟が繰り広げられており、8月24日には米連邦地裁でサムスン側の特許侵害が認定されたものの、同日の韓国の地裁では双方に特許侵害が認定されていた。日本では両社
関連トピックスエルピーダメモリスティーブ・ジョブズiPhoneアップルシャープ 米アップルと韓国サムスン電子が世界中で繰り広げる特許侵害訴訟が部品業界にも波紋を広げている。スマートフォン(多機能携帯電話)デザインや技術特許の訴訟に関するアップルの強気な姿勢は、サムスンにとって誤算だったに違いない。両社は最終製品で競合相手ながらも、アップルは主要部品をサムスンからの供給に頼っている。それでもアップルは話し合いでなく訴訟での決着を望んだ。アップルのサムスンに対する強硬姿勢を通じて「脱サムスン」の部品戦略が見えてくる。 米国での特許訴訟で、アップルがサムスンに完勝する約1週間前、サムスンは大きな決断を下していた。米国オースティン州の工場に最大で約40億ドル(約3100億円)を投じて、スマートフォンやタブレット端末(携帯型情報端末)向けプロセッサーを増産することを決めた。同工場はアップルのモバ
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