【スクリーン雑記帖・予告編つき】日本の幽霊映画に失笑していたカンヌが認めた! 『岸辺の旅』の黒沢清監督に聞く 黒沢清監督の新作「岸辺の旅」が1日に公開される。今年5月に南仏で開かれた第68回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門で監督賞を受賞した話題作だ。内容を簡単にいうと、死んだ夫が現世によみがえり妻と旅をするお話。「回路」(2000年)や「叫」(07年)などを手がけ、日本製恐怖映画「J(ジャパニーズ)ホラー」の代表格である黒沢監督が「可能な限り自粛してホラーっぽくならないようにした」と言うように、恐怖色を薄めたゴースト・ラブストーリーに仕上がっている。 過去ではなく未来への話 幽霊が生きた人間のように普通に生活しているという設定が斬新だ。黒沢監督は湯本香樹実(かずみ)の原作小説(文春文庫)について「ここまで生きている人間とごく当たり前の生活を続けられる幽霊という発想は持てなかった。思い切っ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く