突然ですが皆さん、江戸時代の書体「角字」ってご存知ですか? 正方形の中に水平・垂直の直線だけで構成されているという、いわばグラフィックとして生まれた、世界的にも稀な図形的な書体なのです。 その「角字」がデフォルメされて現代に蘇り、最近話題となっているのが「真四角」というフォントでありプロジェクト。旧来の角字の崩し方を参考にしつつも、全く新しいフォントとして生まれ変わっています。 取材/執筆/撮影:鈴木梢 「真四角」は、文字を通じて江戸時代の美意識を現代に映すプロジェクトです。私たちの暮らしに馴染みつつも洗練されたタイポグラフィを、全9,138文字完成させるべくデザインを進めています。現在完成しているのは、約3,500字。 公式サイトでは、Tシャツやクッション、iPhoneケースなどの生活に寄り添うプロダクトが数多く揃うなか、それに好きな真四角フォントを印刷したグッズを注文できるということで