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ブックマーク / biz-journal.jp (11)

  • 出がらしまで提供…コーヒー市場、なぜ不味くなりすぎて規模半減? 不毛な価格競争の末路

    「では、不毛でない値下げ合戦なら、いいのでしょうか?」 先日、筆者はある方からこのようなご質問を頂いた。利益を削って価格を下げて戦う「不毛な値下げ合戦」は避けるべきだ、という話をした後だった。 この質問には、価格戦略を考える上で重要なヒントが隠されている。そこで、まず「不毛な値下げ合戦」について考えてみたい。 価格競争で業界全体が利益を削り疲弊している状況が続くと、いずれ品質にも手を付けざるを得ない。たとえば1960年代に始まった米国コーヒー業界は、まさにそういう状況に陥っていた。その結果、コーヒーの出がらしを商品として提供するなど品質を下げて、顧客離れを引き起こした。当時米国人1人当たり1日3.12杯のコーヒーを飲んでいたが、40年後には1.5杯と半分以下になった。「米国のコーヒーは不味い」という評判が定着し、市場は半分以下になってしまったのだ。 値下げ競争は企業の「体力勝負」だ。スポー

    出がらしまで提供…コーヒー市場、なぜ不味くなりすぎて規模半減? 不毛な価格競争の末路
  • 平均年収1440万…あの超高収益企業の謎 異次元の合理主義経営、非常識な営業

    自動制御機器、計測機器などの開発・製造を行うキーエンスが5月7日に発表した2015年3月期連結決算は、売上高が前期比26.0%増の3340億円、営業利益が同34.5%増の1757億円、純利益が同40.9%増の1211億円だった。これだけなら、なんの変哲もない高収益企業の好業績決算にすぎないが、株式市場で注目されたのが、後に触れる52.6%という売上高営業利益率の高さだった。 ファクトリー・オートメーション(FA/工場の生産工程自動化)業界担当の証券アナリストは、「先進国でも新興国でも人件費が高騰している今、どの製造業も開発・生産の省力化が不可避で、それがキーエンスの業績押し上げ要因になっている」と分析する。 FA関連大手メーカーは、いずれも業績好調に沸いているが、中でもキーエンスの業績、特に収益性は突出している。14年度の大手各社の営業利益率を見ると三菱電機が7.3%、オムロンが10.2%

    平均年収1440万…あの超高収益企業の謎 異次元の合理主義経営、非常識な営業
  • 『情熱大陸』のつくり方~番組Pに聞く、テレビの今と将来「ネットと規制を“利用”する」

    1998年の放送開始から今年で16年目に入り、5月4日の放送回で800回を迎える人物ドキュメンタリー・テレビ番組『情熱大陸』(毎日放送/TBS系で全国放送/毎週日曜夜11時~)。取り上げられる人物は、人気のプロスポーツ選手や芸能人といった有名人から、農家や医師などの一般人にまで及び、多岐にわたる。取材期間は長いケースでは3年になることもあり、密着取材中に出演者が見せた意外な素顔がそのまま放送され、視聴者を驚かせることも多い。今回はそんな『情熱大陸』5代目プロデューサーで、3月に『情熱の伝え方』(双葉社)を上梓した福岡元啓氏に、『情熱大陸』制作の舞台裏やテレビを取り巻く環境の変化、そしてテレビの持つ可能性について聞いた。 –福岡さんは、10年以上続いていた『情熱大陸』の5代目プロデューサーに、2010年に就任されました。書によれば、就任直前の福岡さんはそれまで担当されていた番組が立て続けに

    『情熱大陸』のつくり方~番組Pに聞く、テレビの今と将来「ネットと規制を“利用”する」
  • コンビニコーヒー戦争に異変?ローソン、差別化戦略撤回でセブンに対抗、潜む2つの壁

    コンビニエンスストアチェーンでは、カウンターコーヒーをめぐる争いが熾烈を極めています。 その火付け役となったのが、業界トップのセブン-イレブン。2013年1月から1杯100円の淹れ立てコーヒー「セブンカフェ」の販売を開始すると、年間5億杯を売り上げる爆発的なヒット商品となりました。この「セブンカフェ」の好調を受け、ライバルのローソンとファミリーマートもそれぞれ「マチカフェ」「ファミマカフェ」の事業を強化。カウンターコーヒーを集客の戦略商品と位置付け、マーケティングに力を注いでいます。 このコンビニコーヒー戦争が勃発した13年には、各社は独自の戦略でブームを牽引してきましたが、14年に入って大きな異変が起こります。 まず、業界3位のファミマが、14年4月からそれまで120円で販売していたSサイズのコーヒーを100円に値下げしセブンに追随。続いて、業界2位のローソンも9月30日から全国約930

    コンビニコーヒー戦争に異変?ローソン、差別化戦略撤回でセブンに対抗、潜む2つの壁
  • 楽天銀行、中小企業融資参入の狙いと勝算は? ネット銀初、乱立状態抜け出しを賭けた勝負

    インターネット専業銀行である楽天銀行が、中小企業向け融資に参入する検討に入ったことが明らかになった。ネット銀行による格的な法人向け融資は、これまで例がない。法人融資では大企業向けはメガバンク、中小企業向けは地方銀行などの領域であり、与信審査などのノウハウが必要なため、ネット銀行にとってハードルは高かった。楽天銀行はネット銀行の強みである低利融資に対する中小企業の需要は大きいと判断し、中小企業向け融資を銀行の収益基盤の強化につなげる計画だという。 手数料の安さを売りにするネット銀行各社は、24時間365日いつでも好きな時に振り込みや送金ができる利便性が受け、預金量や口座数は右肩上がりだ。ネット銀行と一口にいっても各社の得意分野はさまざまで、出資母体企業の事業と密接に結びついている。 SBIホールディングスと三井住友信託銀行が折半出資の住信SBIネット銀行や大和証券グループ社が設立した大和

    楽天銀行、中小企業融資参入の狙いと勝算は? ネット銀初、乱立状態抜け出しを賭けた勝負
  • モスバーガー、なぜ好調?マックとの明暗を分けた、商品力とFC店舗力の秘密

    マクドナルドが不振に陥っている一方で、モスバーガーが健闘している。 日マクドナルドホールディングスは2013年12月期の連結経常利益が前期比57.9%減の100億円に落ち込むと発表したが、その後も業績悪化の流れは止まらない。13年12月の既存店売上高が前年同月比9%減で、6カ月連続で前年同月比減となった。加えて、13年10月以降、3カ月連続で客数が同月比2ケタ減を続けている。 そんなマクドナルドに対して、モスバーガーを展開するモスフードサービスの業績回復が鮮明になってきた。13年度上半期(13年4~9月)の売上高327億1600万円(前年比6.4%増)、営業利益11億6900万円(同19.3%増)、経常利益12億7900万円(同21.5%増)を計上した。通期予想はそれぞれ654億円(同4.9%増)、25億5000万円(同35.0%増)、28億円(同31.8%増)である。 モスバーガーは数

    モスバーガー、なぜ好調?マックとの明暗を分けた、商品力とFC店舗力の秘密
    akakit
    akakit 2014/02/16
    「商品力の強化には、モスフードが3年前から実施しているタウンミーティングが大きく寄与している」
  • 「石垣牛」「アグー豚」ブランドを独占するJAの闇 日本の農業を阻害?

  • 三井不動産株は今が買い? アベノミクスで都心億ションがバカ売れ!

    アベノミクス効果で不動産バブルの再来か、といわれている。バブル時代を彷彿させるように1億円超のマンション、いわゆる億ションの販売計画が都心部で目白押しだ。三井不動産マンション事業を担う三井不動産レジデンシャルは千代田区富士見町で超高層億ション「パークコート千代田富士見ザ・タワー」の第1期販売を昨年11月から始めた。 この土地は、東京警察病院の跡地。JR飯田橋駅から徒歩3分という交通アクセスの良さに加えて、江戸の名残や緑に囲まれた環境が魅力だ。神楽坂という東京を代表する繁華街も至近距離にある。 富士見ザ・タワーは地上40階・塔屋2階・地下2階建てで、総戸数は505戸。1期販売(255戸)の販売価格は4990万円から4億4980万円。2011年4月に着工、14年3月に竣工の予定だ。前田建設工業が施工している。 バブル崩壊後、億ションはリーマン・ショックや東日大震災の影響もあって振るわなかっ

    三井不動産株は今が買い? アベノミクスで都心億ションがバカ売れ!
  • ユニ・チャーム、富士重工が時価総額1兆円! B787で富士重はどうなるか?

  • セブン&アイの苦悩…PB、四国進出で好調のセブンイレブン、低迷で正社員半減のヨーカドー

    セブンイレブンの業績が好調だ。利益率の高いPB(プレイベートブランド)商品が消費者の支持を集め、営業利益は過去最高を記録した。この勢いをさらに加速するため、「セブンカフェ」の導入や「四国進出」など、同社では積極的な攻めの姿勢を続けている。 ●セブン-イレブン、1杯100円のレギュラーコーヒー「SEVEN CAFE」全国展開へ ー 誠style(1月28日) セルフサービスのコーヒー「セブンカフェ」の格導入を決定したセブンイレブン。各地域で順次導入を行い、8月までに全国すべての店舗に展開する予定だ。価格はホット・アイスとも1杯100円で、競合となるマクドナルドや缶コーヒーなどを意識した価格設定となっている。 これまで一部地域でテストマーケティングを展開していたこの事業。女性客を中心に、来店客は5%増加、おにぎりやサンドイッチ類の売上も2割程度アップし、ほかの商品との相性も良いようだ。同社で

    セブン&アイの苦悩…PB、四国進出で好調のセブンイレブン、低迷で正社員半減のヨーカドー
  • 初音ミクを生んだ“革命的”技術を徹底解剖!ミクミクダンス、音声、作曲…

    こんにちは。江端智一です。 台詞が聞き取れない高速のアップビートを、見事なリズム感とダンスを伴いながら完璧に歌い切る、天才パフォーマー(歌手)。サイリュウムを振り回して、「愛しているよー」と絶叫する、興奮した聴衆…… コンサートとは、非日常を体現するリビドー放出の場であり、それは単なるCDやDVDの鑑賞では得られない、生きた(ライブ)の「場」の共有にこそ、その価値があります。しかし私は、そのコンサートの会場の映像をYouTubeで見ながら、人生最大級の驚愕と恐怖の中にありました。 そのパフォーマーとは、比喩でも例えでもなく、まぎれもない「コンピュータプログラムのアウトプット」そのものだったからです。聴衆を熱狂させている、その天才パフォーマーは16歳の少女ーーの姿で、透過型スクリーンに投影される、3Dポリゴンのコンピュータグラフィックスだったからです。 それが「初音ミク」と私の、最初の出会い

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