ソニーと東京大学は1000分の1秒単位で撮影しながら画像処理する高速撮像演算チップを開発した。1秒当たりの演算回数は1400億回。撮像素子と演算素子を積層して1枚のチップにした。画像処理用の計算機が不要で、携帯端末や移動体に搭載できる。自動運転では高速認識、飛行ロボット(ドローン)では衝突回避や高速追従などに応用が可能。移動中の安全性を向上させる高速視覚処理が飛躍的に高まる。 米サンフランシスコで開かれている国際固体素子回路会議(ISSCC)で7日に発表する。東大の石川正俊教授らの高速画像処理技術を、ソニーがワンチップ化した。 撮像部は127万画素で、演算部の最大動作周波数は108メガヘルツ(メガは100万)。例えば撮影した画像の中から対向車などの認識したい対象を切り出し、対象の動きや変形に応じて信号を出すまでを、1枚のチップで完結できる。毎秒500枚の場合は127万画素の画像で、同100
![ソニー・東大、高速撮像・演算をワンチップ化 ドローン・自動運転用に](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/afc43a13ea4151a3d379f26a9fc2e089cf24e837/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fd3ukgu32nhw07o.cloudfront.net%2Farticle%2Fimg1_file58984d55c0a72.jpg)