従来の基幹系、情報系という枠組みにとらわれていては、かつてない速度で変化を続けるビジネスに対応するシステムは構築できない。それには、今までにないイノベーションと技術的なブレイクスルーが必要となる。 富士通は、数多くの基幹システムを支えてきたUNIXサーバと最新のスーパーコンピュータ“京”※1で培われてきた技術革新を余すところなく発揮できる高信頼のUNIXプラットフォームでその解を導き出した。第1回は、圧倒的な高性能と拡張性、信頼性により、企業システムのあり方を一変させるUNIXサーバ「SPARC M10(スパーク エムテン)」誕生の背景と、搭載された革新的テクノロジーについて紹介する。 企業のITに対するニーズが多様化するにともない、新たなテクノロジーやサービスが次々と登場し、企業システムは複雑化、細分化していると富士通株式会社エンタプライズサーバ事業本部 事業企画統括部長の瀬古茂氏は指