米Facebookが、大規模データセンター向けにハードウェアの設計仕様をオープンソースで提供しようという壮大な計画を進めている。SNSの巨人はネットワークのブラックボックスの世界にも風穴を開けるか。 米Facebookが主導する「Open Compute Project」(OCP)は、高効率で低コストのデータセンターを実現するため、最適なハードウェアを設計し、その仕様をオープンに共有していこうというもの。プロジェクトの滑り出しは順調と伝えられているが、一般的な企業ではまだ、ベアメタルスイッチに取り組むノウハウやリソースがないなど、普及への課題は残されている。 そんな中、米MicrosoftがOCPへの参加を表明。同社の「Windows Azure」や「Office 365」といったクラウドサービスに使用しているデータセンターハードウェアのリファレンス設計を提供する方針という。そのメリットは