個人向けインターネット専業銀行のソニー銀行。同行では2011年より、ITコストの削減、ビジネスの俊敏性向上を目的に、ハイブリッドクラウドによるシステム移行を検討していた。パブリッククラウドは、セキュリティの問題から躊躇する向きもあるが、同社ではセキュリティを徹底評価。最終的に「セキュリティ・内部統制の基準をクリアした信頼性の高いシステムを構築・運用できると判断した」(ソニー銀行 システム企画部 マネージャー 基盤統括担当 大久保光伸氏)という。本稿では、大久保氏がAWS Summit Tokyo 2014で語ったソニー銀行のAWS活用について、導入の背景と目的、活用範囲や設計方式、運用方法等を紹介する。