「地方から始まる『技術立国ニッポン』の再生」企画 徳島編の第2弾として取り上げる企業は、阿波製紙(徳島県徳島市)である。「製紙」に用いる製造技術を活用し開発した、LEDなどの放熱基板や廃水処理装置を新規事業として進めている。 放熱基板の最大の特徴は軽さである。アルミニウム基板に比べて重さが約1/3で済み、LED照明器具などを大幅に軽量化できるとする。廃水処理装置はMBR(膜分離活性化汚泥法)を用いることで、処理システムのタンク容量や余剰汚泥発生量を従来法の1/3程度に抑えられるという。いずれも同社は次なる事業の柱に育てる狙いだ。開発の経緯や開発技術の特徴などを聞いた。 モータリゼーションで事業が拡大し、電動化の進行で危機感 阿波製紙の創業は1916年(大正5年)と古い。「製紙」と聞くとウッドパルプを使った紙を連想する。確かに、創業後しばらくは和紙事業を手掛けていた。同社の沿革によると、昭和
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