吉田悠軌(よしだ・ゆうき)怪談・オカルト研究家 1980年東京都生まれ。丹念な取材をもとにした実話怪談、ルポルタージュを雑誌「ムー」などに執筆。テレビ番組「クレイジージャーニー」をはじめメディア、イベントへの出演も多数。著書に『恐怖実話 怪の遺恨』(竹書房怪談文庫)、『一生忘れない怖い話の語り方』(KADOKAWA)、『日めくり怪談』(集英社)、『禁足地巡礼』(扶桑社新書)など。 この世で一番怖い怪談とは?という出発点 ――『現代怪談考』は現代日本で語られてきたさまざまな怪談を分析し、その背景を読み解いた論考集です。執筆の経緯について教えていただけますか。 怪談を生業にしている者として、「この世で一番怖い怪談って何なんだろう?」という疑問があったんです。それがそもそもの出発点ですね。その問いをもう少し厳密にするなら、現代人がもっとも怖れている怪談は何か、ということになる。そしてその問いに誠
![「現代怪談考」吉田悠軌さんインタビュー カシマさん・口裂け女・テケテケ…「赤い女」怪談の正体は「子殺しの母」?|好書好日](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/aa052829725f709ab1458d8bfdf04dd0a86d5638/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fp.potaufeu.asahi.com%2Fe331-p%2Fpicture%2F26648123%2F3bcd8833a25f092f3ebcbf15f6dd2eee.jpg)