「強行採決」という言葉は負け犬の遠ぼえ 安全保障関連法案に対し、国民の間では賛否両論、さまざまな意見がある。国会周辺では反対運動や賛成運動もあった。 色々な意見が自由に飛び交うのは健全な社会の証しだ。また、学生のような若い人たちが声を上げたのも社会にとってはいい風潮だろう。 しかし、採決に対し野党議員の中から発せられた「強行採決は許されない」といった言葉にはどれだけの意味があるのだろうか。 「民意を無視するな」との声も耳にするが「民意」とは何か。 昨年7月、安倍政権は「安全保障関連法案」に関し、閣議決定を行い、大きく報道された。そして12月の衆院選挙。 自民党の選挙公約には「安全保障関連法案」が含まれていた。選挙公示前日の朝日新聞(12月1日付)1面にも「多様な争点 争う各党」 との見出しに「アベノミクス」「集団的自衛権」「原発」の3つが大きく紹介されている。つまり多様な争点の中にお