そろそろ体系的に作品を見ていって、整合性のあるリストを作ろうとは思っているのだけれど、いい加減な性格が災いしてこんかいもぐっちゃぐちゃなまとめになってしまった。 1-2は八月最大の収穫である僵屍シリーズ二作品。このシリーズは僵屍の恐怖感に加えて登場人物の軽快なやり取りが魅力。ラム・チェインはもちろん、他の作品ではあまり目立つことのなかったビリー・ラウなど主役格でない人々のやりとりも面白い。香港映画といえば拳やノワールなどのジャンルが有名だが、ギャグ映画もなかなかいける。それを思い知ったという意味でリスト冒頭にもってきた。 3の地獄八景はお盆との関連。伝統的な宗教によって理想化された天国と地獄ではなく、庶民の暮らしの延長としてあの世が存在しているのが面白い。子どものいなくなった賽の河原、渡し賃をとる三途の川に腰掛ける船頭等々、どこかでみた光景が別の世界にある。お盆に聞くにはとても良い作品だっ