2018年5月25日のブックマーク (1件)

  • 米朝会談「中止書簡」は極めて自然な交渉術だ

    同盟国に対する敵対的な交渉は世の批判を招くとして、もともと敵対する国に対してはどうか。 戦略的忍耐が、北朝鮮に対し効果を上げなかったことは、認めざるをえない。米朝首脳会談の実現は今は不透明であるが、いったん可能性が高まったことは、批判と恫喝(どうかつ)を交えたトランプ流交渉術が、敵対国に対し有効であった可能性を強く示唆する。 その認識に立つ者からすれば、北朝鮮が得意の瀬戸際外交のしぐさを見せたこのタイミングで、その横面を張る手紙を出すのは、自然な交渉術であるかもしれない。 さて話題が若干それるのをご容赦いただき、ビジネスの世界に目を転じてみたい。 ディールには性悪説、オペレーションには性善説 企業買収または合併、いわゆるM&Aビジネスには、大きく2つのステージがある。最初はディール、相手方との株の売買である。 ディールは、「相手が売りこちらが買う」相対の取引で、基的にゼロサムゲームである

    米朝会談「中止書簡」は極めて自然な交渉術だ