YouTube上に、勝手に企業のCMを制作・投稿した「勝手広告」という動画がある。 キャッチボールをしていた女の子がすさまじい剛速球を投げ、「速さに遠慮はいらない」というコピーが入ることで配達の速さをアピールする「ヤマト運輸」のCMなど、思わずクスッとさせられる内容は人気を集めた。 YouTubeに投稿した自主制作CMという意味では、2004年に学校教員のジョージ・マスターズ(George Masters)氏が作ったiPod miniの自主制作CMが話題となったが、日本国内では「勝手広告」が初めてだった。 一連の映像を作ったのは映像作家の神酒大亮(みき・だいすけ)監督。ひろしま映像展2000でグランプリを獲得した「Blue Moon Cafe」などを代表作とする、気鋭のインディペンデント映画監督だ。 2008年4月には広告制作会社として勝手広告を法人化した「株式会社ムービーインパクト」を設