銀河系の外にあった惑星=独研究所チームが初発見−木星の1.2倍 銀河系の外にあった惑星=独研究所チームが初発見−木星の1.2倍 地球がある銀河系(天の川銀河)の外にあった恒星で初めて惑星を発見したと、ドイツ・マックスプランク研究所などの研究チームが20日までに米科学誌サイエンス電子版に発表した。この恒星は遠い昔、銀河系近くにある矮小(わいしょう)銀河に属していたが、90億〜60億年前にこの矮小銀河が銀河系にのみ込まれたため、現在は銀河系の中にある。 この恒星は、南半球で見える「ろ(炉)座」の方向に約2000光年離れた所にある。研究チームが南米チリにある欧州南天天文台(ESO)の望遠鏡で観測したところ、微妙な揺らぎから、質量が木星の1.25倍ある惑星が見つかった。恒星の周りを1周わずか16日で回っているという。 この恒星は、明るく輝く燃料となる水素を使い果たし、赤色巨星となった後、ヘリウ