埼玉県春日部市上金崎の国土交通省江戸川河川事務所庄和排水機場「龍Q館」で16、17の両日、首都圏外郭放水路の特別見学会が行われる。龍Q館が今年で開館10周年を迎えたことを記念し、ポンプ室などが8年ぶりに特別公開されるほか、バザーなどのイベントも行われる。 同放水路は中川、綾瀬川水系の中小河川からあふれそうになった水を地下50メートル、総延長6・3キロのトンネルに取り組み、江戸川に排水する世界最大級の地下放水路。水を貯留する調圧水槽は奥行き177メートル、幅78メートル、高さ18メートルあり、貯水能力は67万トン。4機のポンプで毎秒200トンを江戸川に排水することができる。 大雨の時以外は平日に一般公開されている。59本もの柱がそびえ、地下神殿を思わせる調圧水槽が人気スポットになっている。 特別見学会は調圧水槽や龍Q館などのほか、8年ぶりに4基のポンプが並ぶポンプ室とポンプ吸い込み口の羽根車