久しぶりの休日。 暑くて目が覚める。 シャワーを浴びて、着替えて、朝ごはんを食べて、またクーラーの効いた寝室に戻って、寝転がってマンガを読む。 るんちゃんお薦め、ゆうきまさみの『鉄腕バーディ』。 ゆうきまさみといえば、『パトレイバー』の人である。 『うる星やつら』と似た状況設定であるけれど、こういう非日常的な SF 世界と学園ラブコメが同居している物語をすらすらと描ける日本のマンガ家の底力には感服する。 続いて幸村誠『ヴィンランド・サーガ』を読む。 これまた、たいへんな画力と物語構成力である。 森薫の『エマ』の19世紀ロンドンの書き込みにも驚いたが、このヴァイキング物語の中世アイスランドの生活の細部の書き込みにも驚嘆する。 時空を奔放に行き来するこれらのマンガに比べると、相変わらず「私小説」的な約束事から抜け出ることができずにいる現代文学の想像力の貧しさが際立ってしまう。 井上雄彦さんと会