1983年にメジャーデビューし、音楽シーンを牽引した一人、大江千里がポップスターの座を捨て、ジャズピアニストを目指しアメリカ・ニューヨークの音楽大学の門を叩いたのは、2008年、47歳の時だった。猛烈に勉強を続けながら、自身のレーベル「PND Records & Music Publishing Inc.」を設立。2012年に大学を卒業し、全米デビューを果たした。夢を叶えた瞬間だった。以降、競争の激しい本場ニューヨークジャズシーンでライヴを重ね、腕を磨き、アルバムも3枚リリース。”大江JAZZ”は徐々に広がっていった。そして今年7月(日本発売は9月)、初めてボーカルを全編にフィーチャリングしたアルバム『answer july~Senri Oe Jazz Song Book~』をアメリカでリリース。そこにはレジェンド、シーラ・ジョーダン、大御所ボーカリスト/作詞家ジョン・ヘンドリックスが参加