ゲームが“遊ぶもの”ではなく、“見るもの”になりつつある時代が到来している──。 ゲームをプレイしながら、その様子を自身で実況する動画を配信する。「ゲーム実況」と呼ばれるジャンルが、世の中に定着しつつある昨今。 2007年から2008年にかけて、ニコニコ動画内でアップされる例が増え始めたゲーム実況は、2009年以降に人気カテゴリーへと成長していく。しかし、ゲームの映像や音声はあくまでメーカーの著作物。 ジャンルの創成期からしばらく経つまでは、法的にグレーな存在であり続けた。 ところが、2013年にスパイク・チュンソフトが『不思議のダンジョン 風来のシレン4 plus 神の眼と悪魔のヘソ』『テラリア』など新作のプロモーションのために条件付きで許可を出したことを皮切りに、徐々にゲームメーカー側が理解を示す例が増え始めた。 そしてここ数年では、新タイトル発売前に人気実況者が実況配信をする事例はP