今の世の中、何かとやかましくて気ぜわしい。 ヘタに首を突っ込むと、巻き込まれて自分を見失う。 だから私は、こんな世の中をちゃんと見つめながらも、 マイペースに飄々と生きたい。 世の中のあちこちをいろいろ「つまみ食い」しながらの、 気ままなひとり言です。 久々のこのシリーズ第7弾は、原作・関川夏央、作画・谷口ジローの名作「『坊っちゃん』の時代」です。 (「こんな時にマンガとは不謹慎な」とお思いかもしれませんが、何か気が紛れることを書かないとやっていられないのです) < 作品の概要 > この作品は5部構成で、それぞれに主人公がいます。第一部「『坊っちゃん』の時代」は夏目漱石、第二部「秋の舞姫」は森鴎外、第三部「かの蒼空に」は石川啄木、第四部「明治流星雨」は幸徳秋水、そして第五部「不機嫌亭漱石」は再び夏目漱石です。これら明治の文豪・文化人・思想家を軸に、その時代を動かし、あるいは疾走し、彩り、大