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ブックマーク / marginalreview.cocolog-nifty.com (4)

  • デザイン最終講義からの始まり 1 - マージナルレビュー

    《決闘写真論/写真=篠山紀信+文=中平卓馬/朝日新聞社》。奥付を見ると《発行日 1977年9月20日 第1刷》となっている。私が19歳の頃だ。これは下北沢の古屋で手に入れた。だがそれがいつの頃だったのかどうにもハッキリしない。今のと下北沢で同棲を始めた頃だとすると24、25年前のはずで、そうであれば発行されてから7、8年が過ぎていたことになる。それがどうにも解せない。 このを手にするまで私はこの《決闘写真論》が連載されていた月刊誌《アサヒカメラ》のバックナンバーを、神田のビジュアル専門の古書店《源喜堂》に通って集めていた。ほぼ集め終わりかけたところでこのを見つけて、嬉しいながらも無駄な努力に落胆したものだったが、私が中平卓馬にぞっこんになっていたのは二十歳前後であったから、そうだとすればと下北沢で同棲する以前の話になって(は7歳年下だから13歳ってことになる、んな馬鹿な……)

    デザイン最終講義からの始まり 1 - マージナルレビュー
  • マージナルレビュー

    心や体調は日々波打っている。良くなったり悪くなったり…。死ぬまでそれが続くんだろうなと思うと気が滅入ってくるが、死に平穏とか安らかさとかのイメージがあるのはそういうことも関係しているのかもしれない。楽になる、という言い方もある。 何度も大きな手術をされている松岡正剛さんが、あいかわらず千夜千冊を書き続けておられるのに圧倒される。78歳だそうだ。ご自身の体調についても克明に書かれておられるが、その大変さにもかかわらず知への意欲は衰えておられない。最近は宗教について書かれることが多いが死を意識されてのことなのかもしれない。横尾忠則さんもSNSに「生きていることは大変」と書き込まれていた。横尾さんも速いスピードで絵を描き続けておられる。 三宅一成さんが亡くなり後を追うように森英恵さんも亡くなった。僕にとって目指すべきデザインの指針であった戸田ツトムさんも亡くなり、デザインの師でもあった柏木博さん

    マージナルレビュー
    akihiko810
    akihiko810 2010/07/05
     職業はグラフィックデザイナー>《マージナル・レビュー》はデザインや写真、絵、映画、建築、景色、機械、言葉、その他もろもろについての批評、愚痴、思いつき、嫉妬、引用、紹介、誤解、偏見のblog
  • 電子書籍時代のブックデザイン 39―私が出版にこだわる理由 - マージナルレビュー

    30年ほど昔、デザインを教わっていた恩師の紹介でアルバイトとして勤めたのが、この写真の「木の事典」を出版した「かなえ書房」(有限会社編集室77)だった。学生の身ではあったが、実家は要介護の祖父母を抱えていて(母一人に介護が押し付けられていた)、暢気に学生生活ができるなど無理な話しであったから、自分のい扶持は自分で稼がなければならなかった。 そこで私は、写植を打ち、現像をし、版下を作り、修正し、出来上がった版下を印刷会社へ入稿し、刷り上がった「カード」(木の事典は90枚前後のカード式の事典)を、仕事場であったマンションの一室のリビングに広げ、手作業で丁合を取り、袋詰めし、それをケースに詰め、倉庫代わりの押し入れに山積みし、注文がくれば「取次ぎ」に出荷した。それと平行して、この「木の事典」のダイレクトメールを作り(もちろんこれもデザインから写植版下までひとりでやっていた)、林業関係や学校関係

    電子書籍時代のブックデザイン 39―私が出版にこだわる理由 - マージナルレビュー
    akihiko810
    akihiko810 2010/07/05
    >彼はいつも「自分にはやりたいものはない。だから自由に出版していいんだ」と口癖のように話していたが、その真意が当時の私にはわからなかった。だが、今になってそれがわかってきたような気もする。
  • マージナルレビュー

    一昨日、ロードバイクで転倒し、膝を擦りむいて掌を打撲。幸い骨折は無く自転車も損傷しなかった。原因はちょっとした不注意と過信。高齢者ドライバーの人身事故でよく言われるアレだ。ともあれクルマで他人を巻き込むような出来事でなくて良かった。 肉体や判断力の衰えは、齢をとるほど自意識とのギャップが大きくなってくる。自意識に隙間が多くなり、その隙間を自分では気づくことができない。だからなぜそんなことになったのか、自分ではわからなくなるし、そんなはずはないと否定したくなる。それが老化というものなのだ。できることと言えば、人の忠告をちゃんと聞き、受け止めることくらい。 Amazonで注文したスマホのケースがあまりに安く、配送無料には足りなかったので、以前から気になっていた哲学者・東浩紀氏の「ゲンロン戦記」も購入。当然というか、スマホケースよりこのの方が意義があった。私のような凡人と比較するのも失礼だと思

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