漫画まあ、音楽でも聴きながら読んでほしい。The Night Has a Thousand of Eyes / John Coltrane 「面白い人」と「うまい人」小学生や中学生、あるいは高校生の頃、必ずクラスには「面白い人」というのがいた。その前日にテレビで放映されたお笑いのネタを再演し、みんなを「おもしれー」と笑わせる人間のことである。しかし、厳密に言えば彼ら/彼女らは「面白い人」ではない。彼ら/彼女らは、丁寧かつ正確に誰かが作ったギャグを再現するだけである。だから、「話のうまい人」とか「ものまねのうまい人」と呼ぶべきなのである。本当の「面白い人」は、面白さを創出する。それまで、誰も面白いと思わなかったものや、あるいは笑いの対象になると考えることすらなかったものを採り上げ、笑いに変換させていく。それが彼らの表現活動だ。ここで、私がいっつも病気みたいに気にしている「発信者」と「受信者」