21世紀の今、経済がグローバル化たことにより人の流動性が高まり、人種や宗教による対立が再び問題化してきています。かつてナチスが過激な人種主義により大きな災いをもたらしたことを再考する必要があるのではないでしょうか。それに役立つ4冊を紹介します。 ナチスとは。概要を簡単に解説「ナチス」とは国民社会主義ドイツ労働者党Nationalsozialistische Deutsche Arbeiterparteiの通称です。1933年1月に政権を奪取してから、第二次世界大戦で敗北し崩壊する1945年までの間、ドイツを戦争に導き、人種主義によるユダヤ人の迫害を強行しました。 ナチスの母体は1919年1月5日ミュンヘンで結成されたドイツ労働者党です。反ユダヤ主義と、労働者および中産階級の救済を目的としていました。 1919年9月にヒトラーが入党します。彼は演説がうまく、しだいに支持を拡大させていきました