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ブックマーク / kumiko-jp.com (2)

  • ジャクソン・ポロックのドリッピングを科学する。

    ジャクソン・ポロックが描いた「ドリップ・ペインティング」は、一見、子供が描き散らかした絵のようにも見えます。無秩序に絵具がちりばめられたかのようなこの作品は、実際、絵具を垂らしたり、流したり、投げつけたりといった独特の手法により制作されています。「私にだってこれくらいの絵は描ける」、そんな感想を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか? 物理学者のリチャード・テイラーは、今から10年ほど前に、こうした感想とはまったく正反対の考えを科学的な視点から引き出しました。 彼によれば、ポロックのドリッピングの技術は非常に卓越したものであり、だれにでも簡単にまね出来るようなものではないそうなんです。 ポロックの絵に見る、無秩序の中の秩序 テイラーは、「ポロックの絵はフラクタルである」と言いました。 「フラクタル」とはもともと、数学者のブノワ・マンデルブロが考え出した幾何学の概念で、図形の「部分」と「全

    ジャクソン・ポロックのドリッピングを科学する。
  • 村上隆のゲルニカ。「五百羅漢図」

    村上隆さんの大規模な回顧展「Murakami-Ego」が、2月9日から、カタールのドーハではじまりました。 村上さんは、この展覧会で、全長100メートルにも及ぶ大作「五百羅漢図」を発表しています。 会場を取り囲むように展示されているこの作品は、東日大震災をテーマとしています。 東浩紀さん、椹木野衣さんの感想 残念なことに、日国内のマスコミは、今回の村上さんの展覧会をまったくと言っていいほど取り上げていません。 そのため、この展覧会の様子を知るには、一部の美術関係者が個人的に発信する情報を頼りにするほかありません。 現地で実際に作品を鑑賞しTwitterでその情報を発信している評論家の東浩紀さんや椹木野衣さんは、今回の展覧会の一番の見どころでもある「五百羅漢図」を絶賛しています。 東さんは、 「村上さんの新作、幅100メートルの超大作の五百羅漢図はすばらしい作品でした。 もはや現代美術の

    村上隆のゲルニカ。「五百羅漢図」
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