2017年10月17日2017年10月17日 by magadmin インタビュー・文 / 土門蘭、 撮影/ Kim Song Gi 四条烏丸に、《VOU / 棒》という空間がある。 雑貨屋とかセレクトショップとかギャラリーショップとか、いろいろ言い方はあるのだろうけれど、VOUを初めて訪れたとき、そのどれとも違うなと思った。何だろう、と考えているうちに、 ……家? と思った。 煙草屋さんや駄菓子屋さんって奥に誰か住んでいて、お店と家の境界が曖昧な感じがしたけれど、そんな感じだ。 パブリックスペースなんだけどプライベートスペースにうっかり足を踏み入れてしまったような、「お店」に「家」が浸食しているような、あの危うさ。 VOUの中にはZINEや、食器や、Tシャツや、キャップや、いろいろなものが置いてある。 そのどれもが初めて見るようなものばかりで、ひとつひとつがすごい存在感を放っていて、私