水留章[テレビ制作会社長]・高橋秀樹[放送作家] 高橋は放送作家、水留はディレクター、プロデューサーとして40年近く、テレビのおかげで生活ができてきました。 40年もテレビを作ってきたのに「当たる番組」がどんなものかはちっともわかりません。ですが、「外れる番組」がどんなものかは「ほんの少しだけわかった」気がするのです。 ◆ 外れる番組は企画書が厚い 厚いのは、みんなの意見がたくさんあるためである。スタッフの人数も集めすぎで、バラバラな意見を選択することができないから必然的に企画書は厚くなる傾向がある。(水留・高橋) ◆ 外れる番組は企画書の表紙がきれい 二色刷どころか、多色刷りのことだってある。中身が薄っぺらだから表紙ぐらいお化粧しなければ、ということの現れなのかもしれない。写真もつけましょうか!(水留・高橋) ◆ 外れる番組は制作準備日程が予定通り進む 「進む」というよりも、むしろそのよ