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ブックマーク / ta26.hatenablog.com (6)

  • 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■ 尽きない平成に関する視点/論点 これまで2度にわたって、平成の総括について書いて来たわけだが、続々と出て来る、平成に関する書籍や記事を拝読していると、まだ自分が気づいていない、あるいは気づいていても必ずしも十分にカバーしきれていない重要な論点や視点がたくさんあることを痛感する。当面、そのようなものを見つけるごとに、備忘録の意味でもその論点にコメントを付記してブログにも書き残しておきつつ、ある程度溜まって来た時点で、あらためて『平成総括』を書いておきたいと思う。 今回特にそのように考えるきっかけを与えてくれたのは、少し前のことになるが、2017年8月に東京工業大学で行われた公開シンポジウムをベースにまとめられた『平成論「生きづらさ」の30年を考える』*1だ。シンポジウムのテーマは宗教/スピリチュアリティであり、いずれも同大学のリベラルアーツ研究教育院に所属する、池上彰、弓山竜也、上田紀行

    風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る
  • 激変する日本で闇夜の灯台として輝くアドラー心理学 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■注目されるアドラー心理学 アドラー心理学研究者の岸見一郎氏の著書、『嫌われる勇気』*1が好評を博しているようだ。昨年12月に発刊されてこれまでに20万部以上が売れたというから、特にこの種のカテゴリーのとしては、堂々たる大ベストセラーだ。内容的にも、『10年に一度の一冊』『2013年のベスト』等、絶賛するコメントが目につく。 書でも紹介されている通り、心理学者のアドラーと言えば、世界的には、フロイト、ユングと並ぶ心理学の三大巨頭と称されるほどの大物なのだが、日での知名度は低い。ただ、これも書でも、アドラーを扱った類書でも言及されていることだが、日でも評判になったビジネス書や自己啓発書には、アドラーの影響が色濃いものが非常に多く、かつ、近年ではアドラーは、ユニークな療法を開拓する心理学としても広く受け入れられるようになってきた『人間性心理学』*2の源流ともされていて、アドラーの名前

    激変する日本で闇夜の灯台として輝くアドラー心理学 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る
    akihiko810
    akihiko810 2014/05/20
    アドラー心理学研究者の岸見一郎氏の著書、『嫌われる勇気』
  • 若者 vs. 『おじさん』/理は若者にありそう - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■若手社会学者 古市憲寿氏 若手社会学者の古市憲寿氏の新刊(新書)、『だから日はズレている』*1が面白いという話を聞いたので、早速、読んでみた。 古市氏のことは、私のブログでも、すでに何度か言及してきているし、気鋭の若手(当時26歳)社会学者の注目作として、非常に大きな話題になった『絶望の国の幸福な若者たち』*2については、早々に書評を書かせていただいた。当時はまだ氏に関する情報も少なく、歯に衣着せぬ率直な発言で場を煽る『炎上マーケター』の一人か? とまで思ったものだが、著書を読み込んでみると、着眼点がユニークで、語り口は淡々としているものの、論旨は意外にわかりやすい。そして、氏が切り取ってみせた問題は実に印象的で、その後ずっと私の頭から離れずにいる。 ■恐るべき近未来像 今回の新刊では、そんな古市氏の当時の問題意識はそのままに、より一層、古市氏が相対する問題の全体像がわかりやすく提示さ

    若者 vs. 『おじさん』/理は若者にありそう - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る
    akihiko810
    akihiko810 2014/05/14
    古市憲寿氏の新刊(新書)、『だから日本はズレている』
  • もう『ロボット大国日本』が幻だと思う3つの理由 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■オバマ大統領を迎えるASIMO 18年ぶりの国賓として来日した米国のバラク・オバマ大統領は、日科学未来館を訪問して、 ホンダの二足歩行型ロボットASIMOから歓迎の挨拶を受けたというニュースは、大統領の来日中の微笑ましいエピソードとして繰り返し報道されていた。ASIMOは愛嬌たっぷりに英語で挨拶し、走ったりとんだり、ボールを蹴ってみせた。ASIMOは、ロボット大国日の大使として、従来から欧米をまわり、アメリカディズニーランドでも人気があるという。米国大統領来日ともなれば、お迎えに登場するのも当然ということになるのだろう。 だが、正直なところ私は、このニュースを見て非常に複雑な気持ちが湧き上がるのを禁じ得なかった。もしかすると、何年か後に振り返った時、今回のASIMOのオバマ大統領への応接は、かつて世界にその名を轟かせた『ロボット大国日』の最後の花道、最後の晴れ舞台であったと、時々

    もう『ロボット大国日本』が幻だと思う3つの理由 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る
    akihiko810
    akihiko810 2014/04/30
    新宿歌舞伎町に『ロボットレストラン』があるじゃないか!http://entabe.jp/news/article/3234 世界中からSFファン集めるべく「ネオ歌舞伎町」を作ろう
  • 『マイルドヤンキー』の楽観と悲観/奥深いヤンキー問題 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■『下流社会』で提示された問題 昨今の日を悩ます問題、特に、主として若年層に見られる構造的な問題とは何か? そういう問を立てると、最近では誰もが異口同音に語る『典型的な問題群』というのがある。例えばこんな感じだ。 少子化、晩婚化、若者の車離れ、若者のブランド離れ、引きこもり、草化、地域共同体の崩壊・・ 少子化により、そもそも人数が少ない上、全般に消費活動に淡白なのが今日の若年層の特徴ともいえ、個別企業にとっても、日経済全体にとっても、将来に渡って非常に深刻な問題として認識されてきている。しかも、若者にとって企業の正社員の地位が高値の花となり、経済的に安定しないから、消費も結婚も子育てもますます難しくなってきている。このままでは、消費市場はどんどん縮小してしまうように見える。 その立場からの典型的な言説の一つとして、マーケット・アナリストの三浦展氏は、著書『下流社会ー新たな階層集団の出

  • 80年代バブル文化読み解き講座 by速水健朗(第2回目) - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    思想家の東浩紀氏が経営するゲンロンカフェで行われた、編集者・ライターの速水健朗氏による『80年代バブル文化読み解き講座』の第2回目に行って来たので、レポートを書こうと思いながら、ずいぶん遅くなってしまった。完全に旧聞になってしまった感があるが、次回の第3回目でこのシリーズが完結することを考えれば、シリーズ全体の中では途中と言えなくもない。取りあえず感じたままを書き残しておこうと思う。 開催概要は下記の通り。 日時:2013年6月12日(水) 19:00〜20:30 場所:ゲンロンカフェ(五反田) 講師:速水健朗(フリーランス編集者・ライター。1973年生。著書に『ケータイ小説的。―― “再ヤンキー化”時代の少女たち』(2008), 『ラーメンと愛国』(2011),『都市と消費とディズニーの夢』(2012)他。) 講義概要: 80年代バブル経済期とは、連合赤軍事件とオウム事件の中間であり、東

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