タグ

ブックマーク / aonamigenji.hateblo.jp (6)

  • 無明坊主今際の際で何想う - 青波幻次のブログ

    2017 - 05 - 10 無明坊主今際の際で何想う 随筆・漫文 欲望は限りないけど、人間はいつか死ぬなあ。 あれこれ欲しがって苦労して手に入れても、それはあの世にはもっていけないなあ。 今際の際に何を想うんだろうなあ。 あの日見たスズメが可愛かったなあ。 仲良くしていた野良はもう会えなくなってしまったなあ。 夏の夜に河原であの子と並んでべたアイスクリームが美味しかったなあ。 認められたくて珍妙なポーズをとったけどアホだから結局醜態をさらしたなあ。 ダサかったなあ。情けなかったなあ。 思い出したくない 黒歴史 ばっかりだなあ。 傷付くのが怖くて自分の殻に閉じこもったなあ。 それでも甲殻類はべたなあ。 自動車工場の寮の共用洗面所で オナホール を洗ってる19歳のチェリーボーイを見つけたなあ。 旭川で同棲してた人の実家で熱燗を飲み過ぎて吐きまくったなあ。 どうしようもなく愚かだったなあ

    無明坊主今際の際で何想う - 青波幻次のブログ
    akihiro5
    akihiro5 2017/05/10
  • 悔恨のOne morning - 青波幻次のブログ

    2017 - 05 - 08 悔恨のOne morning 随筆・漫文 朝、目が醒めて、身体の感覚を確かめる。肉体がある。疲労感がある。指先をタコのようにくにゃくにゃと動かす。くにゃくにゃ動く指を観て深海をイメージする。イソギンチャク、タコの捕シーン、紺青、プルシアンブルー、白と濃紺のグラデーション。 布団から起き上がり、伸びをする。息を吸い込む。肺が膨らむ。全身に血がめぐる。今日も私が私である事に絶望して中腰で尻を振りながらフラダンスを踊る。記憶喪失になれば毎日が新しい輝きを取り戻すだろうか。 遮光カーテンを開ける。朝日が射し込む。太陽が万物を照らす。ビルを照らす。山を照らす。ゴミを照らす。アホを照らす。野良を照らす。苔を照らす。川面がキラキラと揺れる。 光の反対側には影ができる。日陰に小さな オオイヌノフグリ が咲いている。漢字で書くと大犬の陰嚢。大犬の陰嚢が微風に揺れている。日陰

    悔恨のOne morning - 青波幻次のブログ
    akihiro5
    akihiro5 2017/05/08
  • 『黄昏の公衆便所』セイ・ロガン(著)、青波幻次(訳) - 青波幻次のブログ

    2017 - 05 - 07 『黄昏の公衆便所』セイ・ロガン(著)、青波幻次(訳) 随筆・漫文 むかし、ふたりのボクサーが英会話学習のために駅前に行く途中、一匹のオランウータンが場末のラブホテルに入って行くのを見た。するとまもなく、七匹の 皇帝ペンギン が追われるようにしてラブホテルから飛びだして来た。そしてその後から大きなりんご飴を持ったひとりの就活生が出て来て、指名手配犯のようにきょろきょろあたりを見ていたが、またあわててラブホテルへ戻って行ったので、ラブホテルに何かあるのではないかと、ボクサーたちもその後を追って入ってみた。 木工用ボンドを塗られてカピカピになったモネの水彩画を私が手に取り上げましたら、先生が ロメインレタス をかじりながら、録画していた深夜番組についての感想を夜明けまで語ってくれるのでした。 つけっぱなしの プラズマテレビ には青いや、大きなパンダや、ブルドーザー

    『黄昏の公衆便所』セイ・ロガン(著)、青波幻次(訳) - 青波幻次のブログ
    akihiro5
    akihiro5 2017/05/07
    読んでみたいですね
  • 下痢文学とは - 青波幻次のブログ

    2017 - 05 - 06 下痢文学とは 随筆・漫文 下痢文学とは、下痢をした人間が腹痛と便意に耐えながら書いた小説の総称である。純文学や大衆小説に対して下痢文学は、「娯楽性」や「芸術性」よりも、「ただただ腹痛と便意に耐えながら書ききる事」、「文字数を稼ぐ事」に重点を置いている。そのため、支離滅裂で論理的に破綻している作品が多い。 下痢文学の執筆中に洩らしてしまう者も数知れずあるが、そうすると純粋な下痢文学ではなくなってしまい、玄人や熱烈なファンは微妙な文体の変化から「あ、ここで洩らしたんだな」と気づいてしまい興醒めしてしまう。 そのため、一般的に作家に求められる能力としては想像力や表現力、構成力、語彙力などが挙げられるが、下痢文学を書くにあたって求められる能力として最も重要なのは、肛門括約筋の筋力である。 下痢文学の第一人者セイ・ロガンは、 「俺には言いたいことなど何もない、書きたいこ

    下痢文学とは - 青波幻次のブログ
    akihiro5
    akihiro5 2017/05/06
    下痢文学なんてはじめてきいた
  • 流転の尻地獄 - 青波幻次のブログ

    2017 - 05 - 04 流転の尻地獄 漢字検定 準1級の試験が終わった。試験中、隣席の男の鼻息がうるさくてかなり集中力を削がれた。鼻息のリズムが一定していれば次第に慣れてくるのかもしれないが、フンスー、フンスー、フフフフンスー、とトリッキーな 変拍子 を入れてくるので最後まで慣れなかった。 周囲の仲間にモールス信号的な感じで答えを伝達する新手の カンニング か?と邪推したりもした。 しかしそうして集中力は削がれたものの、日頃の勉強の甲斐もあって試験はよくできた。あとは結果を待つのみだ。座席を片付け、帰り支度を終え、さあ帰ろうと思っていたら、隣席の鼻息男が声をかけてきた。 「あのー、お酒好きそうですよね、今から暇ですか?もし良かったら一緒に軽く呑みに行きませんか?フンスー」 阿呆かと思った。こいつはホモか?とも思った。しかし俺は酒が好きだ。俺は今から缶ビール片手に街を徘徊して適当な店で

    流転の尻地獄 - 青波幻次のブログ
    akihiro5
    akihiro5 2017/05/04
  • 僕にしかできない壊れかたで鬱のウユニ塩湖を滑り抜けていきたい - 青波幻次のブログ

    2017 - 05 - 03 僕にしかできない壊れかたでのウユニ塩湖を滑り抜けていきたい 随筆・漫文 ベリーダンス をしながら両手に Kindle と文庫を持って 松清張 と 夏目漱石 を同時に読む。さらに ヒンドゥー スクワットをしながらノートPCとポータブルDVDプレイヤーで仁義なき闘いと スターウォーズ を同時に観賞する。 そんな事をしていたら脳髄にが堆積してのマラス塩田みたいな事になってしまって笑えなくなってしまった。 いまにも新緑の野山でバードウォッチングをしながら「死にたくて死にたくて震える」などと口ずさみそうな精神状態だった。 いまにも穏やかな海岸でアサリを拾いながら「ぼくはね、おじいちゃんみたいな、おほしさまになるんだ」と呟きそうな精神状態だった。 いまにも閉店間際のラーメン屋で1人でラーメンを啜りながら「子供がまだってる途中でしょうが!」と叫びだしそうな精神状

    僕にしかできない壊れかたで鬱のウユニ塩湖を滑り抜けていきたい - 青波幻次のブログ
    akihiro5
    akihiro5 2017/05/03
    いっていたいです。
  • 1