私は、普通の日本人と同じように、中学に入ってから英語を習い始めた。入試の英語は、自分で言うのも何だがトップクラスで、苦労しなかった。試験の類いはずいぶん長い間受けていないが、学生時代、当時受けられた英検1級や、国連英検特A級といった資格は、すべてとった。 英語は今でも好きで、ブラッシュアップを心がけている。英語での論文執筆や学会発表はもちろんのこと、英語で一般書を出すという目標に向けて、日々精進している。 さて、そんな私の体験から、また、脳科学の視点から、日本人の英語習得に欠かせないある一つの方法について書きたいと思う。それはつまり、「無茶ぶり」である。 「そんなことはできない」「絶対に無理」ということを、自分に課す。ハードルを乗り越えることで、脳がグンと成長する。そんな無茶ぶりを通して、私は、英語力の階段を上ってきたように思う。 私は、もともと、科目としての英語は好きであった。そんな私の