ブックマーク / simplechart.hatenablog.com (30)

  • 在宅酸素療法(HOT) - とある内科医の病棟マニュアル

    在宅酸素療法の適応疾患 導入手順 HOT患者のフォロー 在宅酸素療法の値段 在宅酸素の限界 在宅酸素療法の適応疾患 高度慢性呼吸不全:目安は労作時SPO2≦90%のもの 動脈血酸素分圧55mmHg以下のもの、および動脈血酸素分圧60mmHg以下で睡眠時または運動負荷時に著しい低酸素血症を来すものであって医師が在宅酸素療法を必要であると認めたもの。 肺高血圧症 慢性心不全 NTHAⅢ度以上であると認められ、睡眠時のチェーンストークス呼吸が認められ、無呼吸低呼吸指数が20以下であることがPSG上で確認されている症例 チアノーゼ型先天性心疾患 群発頭痛 導入手順 安静時の血ガス 呼吸機能検査 6分間歩行試験 安静時SPO2 95%前後、6分間歩行試験でSPO2≧88~90%を目標に酸素量を調整する。 酸素会社に酸素の手配を依頼 在宅酸素指示書作成 HOTの指導(指導用DVD等を視聴、火気厳禁)

    在宅酸素療法(HOT) - とある内科医の病棟マニュアル
  • 呼吸器内科の術前評価 - とある内科医の病棟マニュアル

    一般的な術前評価 コンサルテーションの返信例 一秒率が800~1000ml以下の人、%VC<50%、%DLCO<50%の人 一秒率が1000~1200ml程度の人(%VCや%DLCOは50%以上の人) 呼吸機能ができない人や寝たきりの患者の評価方法について 抗酸菌感染症が否定できない場合の術前評価・対応について 緊急手術が必要な場合 抗酸菌の可能性は低いと思う場合 陳旧性が疑わしい場合 活動性結核がかなり疑わしい場合 結核が陽性となってしまったら COPD患者の術前評価 気管支喘息の術前評価 間質性肺炎の術前評価 肺外科の術前評価 一般的な術前評価 一秒量<1000ml、%VC 50%未満、%DLCO<50%、H-J Ⅲ度以上ではハイリスク(術後抜管困難になる可能性や合併症の増加) 一秒量が800ml未満もしくはFEV1.0が600ml/m2未満の場合は抜管困難になるリスクが非常に高く、手

    呼吸器内科の術前評価 - とある内科医の病棟マニュアル
  • カルテのテンプレート - とある内科医の病棟マニュアル

    内科学会推奨身体所見 問診 初診時身体所見 内科学会推奨身体所見 ECOG-PS: , Hugh-Jones: , mMRC: , 全身状態 良好,意識清明 良好 身長 cm,体重 kg,体温 ℃, 呼吸数 /分.脈拍 /分,整. 血圧 / mmHg.SpO2(自発呼吸,room air) %. 結膜に貧血はなく,強膜に黄染はない.口腔内は浸潤している. 表在リンパ節は触知せず,皮疹は認めない. 呼吸音は( 異常なく, 右上肺で低下し, 両下肺にfine crackleを聴取し,) 心音に異常はない. 腹部は平坦,軟で圧痛はない.腸音に異常はない.肝・脾は触知しない. 両下腿に浮腫はない.神経学的に異常はない. 問診 【主訴】 【現病歴】 【既往歴/併存症】 【服薬歴】かかりつけ、漢方・サプリメント 【生活歴】 飲酒歴、喫煙歴 妊娠 【家族歴】 膠原病、悪性腫瘍 【アレルギー】 事、薬

    カルテのテンプレート - とある内科医の病棟マニュアル
  • ステロイド使用時チェックリスト - とある内科医の病棟マニュアル

    ステロイド投与時チェックリスト ①ステロイド投与前検査 ②PPI ③血糖測定 ④ST合剤 ⑤BP製剤 ステロイドユーザーのフォローアップ ステロイドの減量方法 ステロイド力価 ステロイド投与時チェックリスト ①ステロイド投与前検査 ✅TG、T-Chol、LDL-C、HDL-C、HbA1c、HBs抗原、HBs抗体、HBc抗体、HCV抗体、QFT HBs抗原陽性の場合はHBe抗原、HBe抗体、HBV-DNAを測定し消化器内科コンサルト。 HBs抗体、HBc抗体陽性の場合はHBV-DNAを測定。1.3logIU/ml以上の場合は消化器内科コンサルト(B型肝炎治療ガイドラインを参照) HCV抗体陽性の場合はHCV-RNAを提出して消化器内科コンサルト LTBIの基準を満たす場合はINH予防内服(INH 1回300㎎を1日1回 6か月間の連日投与。ピドキサール30mg/日も併用。保健所に結核発生届必

    ステロイド使用時チェックリスト - とある内科医の病棟マニュアル
  • 尿検査の評価 - とある内科医の病棟マニュアル

    尿定性 血尿 顕微鏡的血尿、無症候性血尿、腎機能障害なし 肉眼的血尿、有症候性血尿、腎機能障害あり フローチャート 蛋白尿 尿蛋白≧0.5g/日の推定 CKDの紹介基準 尿比重・尿浸透圧 尿浸透圧の計算方法 尿沈渣 AKIの予測スコアリング 尿定性 血尿 顕微鏡的血尿、無症候性血尿、腎機能障害なし ✅尿潜血1+以上の場合は沈査を含めて再検。(一過性血尿や月経によるものの可能性がある) ※女性であれば生理のタイミングを外して再検 ✅再検でも陽性の場合は下記フローチャートに沿って鑑別を行う 肉眼的血尿、有症候性血尿、腎機能障害あり ✅感染症、結石、悪性腫瘍、血管の破綻(腎出血等)、糸球体性血尿、その他(腎動静脈奇形やナットクラッカー症候群)などの精査が必要。 ✅ 下記フローチャートに従って検査を行う。 フローチャート 蛋白尿 ✅尿蛋白1+以上の場合は尿検査を定性・沈査を含めて再検する。 ※蛋白

    尿検査の評価 - とある内科医の病棟マニュアル
  • 頻尿・尿失禁 - とある内科医の病棟マニュアル

    鑑別 検査 治療 ざっくりとした使い分け αブロッカー 抗コリン薬 β3作動薬 その他 鑑別 検査 ✅神経学的異常の評価:頭部・脊髄CT/MRI(頭蓋内病変、脊髄病変の評価) ✅泌尿器科コンサルト ✅排尿回数の確認(1日8回以上または夜間に2回以上の場合に頻尿) ✅飲水量の確認 ✅薬剤歴の確認(抗コリン作用のある薬剤や利尿剤の確認) ✅可能ならIPSSや排尿日誌をつけてもらう ✅排尿後の残尿量の評価(ブラッダースキャン):50ml以下は残尿なし。200ml以上は残尿が多い。 ✅腹部エコー(腫瘍性病変の評価) ✅尿定性・沈渣、尿細胞診(尿路感染症や悪性腫瘍の除外) ✅血液検査:一般的な採血、男性ならPSA。 ✅必要に応じて多尿の評価(多尿の鑑別はこちら) 治療 ざっくりとした使い分け ■αブロッカー ・排泄障害の治療薬。蓄尿障害にも多少効果がある。 ・尿閉が出にくいので、専門医へのつなぎ処方

    頻尿・尿失禁 - とある内科医の病棟マニュアル
  • 心電図の読み方(虚血編) - とある内科医の病棟マニュアル

    心電図の基波形 基線の引き方 解剖学的に隣り合う誘導 異常Q波の定義/評価(QSパターン) 定義 評価 異常Q波の鑑別 鑑別疾患 亜急性/陳旧性心筋梗塞 左脚ブロック 急性肺血栓塞栓症 肥大型心筋症(特に非対称性中隔肥大:ASH) QRS波の異常 poor R progression、reversed R progression 高電位差(左室肥大) ST上昇・低下の定義 定義 評価 ミラーイメージ ST上昇の鑑別 鑑別疾患 AMIミミッカーの鑑別方法 AMI 早期再分極 左脚ブロック たこつぼ心筋症 心膜炎・心筋炎 Brugada症候群 ST低下の鑑別 鑑別疾患 心内膜下梗塞・虚血(非Q波心筋梗塞) 肥大型心筋症(ストレインパターン) 正常範囲のST-T変化 非特異的ST-T変化 右脚ブロック 左脚ブロック 右室肥大 WPW症候群 陰性T波の評価 陰性T波の鑑別 鑑別疾患 健康診断での

    心電図の読み方(虚血編) - とある内科医の病棟マニュアル
  • 低Ca血症 - とある内科医の病棟マニュアル

    フローチャート 検査 低カルシウムの補正 Ca<7未満の症候性低Ca血症、心電図異常がある場合 緊急性の高くない低Ca血症 フローチャート (参考文献:Fukumoto S, et al . Endocr J 55 : 787―794, 2008) 薬剤性:抗RANKL抗体、BP製剤、カルシトニン、利尿剤、PPI、H2 blocker、フェニトイン、フェノバルビタール、カルバマゼピン、イソニアジド、テオフィリン、リファンピシン、クエン酸、ホスカルネット ビタミンD欠乏:慢性腎不全(1.25(OH)D・25(OH)Dともに低下する場合が多い)、日光曝露の減少、栄養失調 その他の原因:急性膵炎、横紋筋融解症、腫瘍崩壊症候群、甲状腺髄様癌、異所性カルシトニン産生腫瘍など 検査 ✅心電図(心電図でQT延長、TdPを認める場合は循環器内科コンサルト) ✅被疑薬の変更・中止 ✅採血、Alb、Ca、P、

    低Ca血症 - とある内科医の病棟マニュアル
  • G-CSF製剤の使い方 - とある内科医の病棟マニュアル

    使用上の注意点 1次予防 使用例 その他の一次予防 急性白血病、悪性リンパ腫、小細胞肺癌、胚細胞腫瘍、神経芽細胞腫、小児がんの場合 2次予防 使用例 治療的投与 急性白血病、悪性リンパ腫、小細胞肺癌、胚細胞腫瘍、神経芽細胞腫、小児がんの場合 その他の癌腫の場合 使用上の注意点 ✅好中球減少時のルーチンの使用は推奨されてはいない (※実臨床では使用するケースが多いが。。。) ✅抗癌剤投与前後24時間以内の投与は禁忌 ✅放射線治療中の併用は禁忌 ✅サイトカインストームを誘発するリスクがあるため、病態によっては使用を控える。 ✅血液疾患をもつ患者に使用する場合は血液内科にコンサルトを行う 1次予防 ★以下に該当する場合、化学療法の1コース目から発熱性好中球減少症(FN)を予防する目的で、好中球減少や発熱を確認することなくG-CSFを予防投与しても良い。 ✅FN発症率が20%以上のレジメンを使用す

    G-CSF製剤の使い方 - とある内科医の病棟マニュアル
  • 間質性肺炎の急性期アプローチ - とある内科医の病棟マニュアル

    間質性肺炎の急性期の鑑別疾患 検査 病歴聴取・身体所見 検査・治療のタイミング リパルスのタイミング 化学療法再開の時期 BALの結果の解釈 間質性肺炎の急性期の鑑別疾患 検査 ✅喀痰培養(抗酸菌塗抹・培養・PCR)・血液培養採取 ✅蜂巣肺以外の間質性肺炎は基は気管支鏡検査をできるならやるべき!!(感染の除外+IPの診断) ✅心不全・肺高血圧の除外を必ず行う(心エコー、心電図、BNP) ✅体液量評価(in overにならないように管理):尿測・飲水量測定・体重測定、心エコー(IVC評価) ✅薬剤性肺炎の可能性を考慮し、新規薬剤や添付文書に間質性肺炎の副作用がある被疑薬を可能な限り変更・中止する。 *呼吸不全なし ⇒ 疑わしい薬剤およびハイリスク薬を中止。不要な薬剤も中止。 *呼吸不全あり ⇒ 間質性肺炎の副作用がある薬剤を可能な限り中止・変更。 ✅膠原病肺の場合は必ず膠原病内科にコンサル

    間質性肺炎の急性期アプローチ - とある内科医の病棟マニュアル
  • 全身倦怠感 - とある内科医の病棟マニュアル

    鑑別 最初の検査 鑑別 最初の検査 ✅採血4、血ガス、尿定性・沈渣、Hb、Na、K、Ca、Mg、P、TP、Alb、肝腎機能、CK、HbA1c、BNP、FT4、TSH、ACTH/コルチゾール(早朝採血が良い。ランダムも可)⇒ Rapid ACTH試験 ✅被疑薬の変更・中止を検討(ケモ、irAE、抗うつ薬、睡眠薬、オピオイドなど) ✅心電図、心エコー、胸部X線写真(心疾患の評価) ✅全身CT(悪性腫瘍や感染のfocusの評価) ✅熱源・炎症の精査:血液培養、β-Dグルカン、QFT、抗MAC抗体、全身造影CT、心エコー(IEの評価)、HBs抗原、HCV抗体、IgM-VCA抗体、IgG-VCA抗体、EBNA抗体、C7-HRP、HIV検査、IgG、IgA、IgM、赤沈、抗核抗体、RF、抗CCP抗体、補体、SS-A、SS-B、抗ARS抗体、フェリチン、ANCA、クリオグロブリン、可溶性IL-2R ⇒

    全身倦怠感 - とある内科医の病棟マニュアル
  • 呼吸器内科まとめ <INDEX> - とある内科医の病棟マニュアル

    一般診療 検査 間質性肺疾患 肺癌 感染症 胸水 一般診療 呼吸器内科外来チェックリスト 肺結節影のフォローアップ 呼吸器内科の術前評価 在宅酸素療法 検査 忙しい人のための胸部CT読影 気管支鏡前チェックリスト 間質性肺疾患 間質性肺炎の急性期アプローチ 肺癌 肺癌化学療法チェックリスト 肺癌化学療法のインフォームドコンセント オンコロジックエマージェンシー 感染症 誤嚥性肺炎 胸水 胸水の対応とドレーンの管理 👇 ポチっと押していただけると励みになります! 人気ブログランキング にほんブログ村

    呼吸器内科まとめ <INDEX> - とある内科医の病棟マニュアル
  • しびれ・異常感覚 - とある内科医の病棟マニュアル

    フローチャート しびれの表現 Red Flag Sign 鑑別疾患 多発神経障害 多発単神経障害 単神経障害 脊髄・神経根疾患 検査 対症療法 虚血性のしびれ 末梢神経障害によるしびれ 神経障害性疼痛 化学療法による神経障害性疼痛(特にプラチナ系) フローチャート しびれの表現 ✅知覚過敏(Hyperesthesia) ✅知覚鈍麻(Hypesthesia) ✅無感覚(Anesthesia) ✅異常感覚(dysesthesia) ✅錯感覚(paresthesia) Red Flag Sign ✅経過が急性、進行性増悪が目立つ ⇒脳梗塞/脊髄梗塞、腫瘍、GBS、傍腫瘍性神経症候群、免疫介在性ニューロパチー(GBS、CIDP、MMN) ✅運動障害が目立つ ⇒脳梗塞/脊髄梗塞、腫瘍、GBS、CIDP、多巣性運動ニューロパチー ✅左右非対称性 ⇒脳梗塞、脳腫瘍、血管炎、感染性など ✅Length d

    しびれ・異常感覚 - とある内科医の病棟マニュアル
  • オピオイドの使い方 - とある内科医の病棟マニュアル

    WHO方式三段階鎮痛法 鎮痛薬使用の5原則 オピオイドの使い分け オピオイドの内服の使い方 オキシコドン フェントステープ モルヒネ オピオイドタイトレーション オピオイドの点滴の使い方 基組成 点滴早見表 モルヒネ点滴の指示テンプレ オキファスト・フェンタニル点滴の指示テンプレ オピオイド換算表 オピオイドスイッチングの適応 オピオイドスイッチングのやり方 12時間徐放性経口薬→貼付剤 12時間徐放性経口薬→注射薬 12時間徐放性経口薬→24時間徐放性経口薬 24時間徐放性経口薬→貼付剤 24時間徐放性経口薬→注射薬 貼付剤→注射薬 貼付剤→経口薬 注射薬→経口薬 注射薬→貼付剤 WHO方式三段階鎮痛法 鎮痛薬使用の5原則 ✅経口的に(by mouth) ✅時刻を決めて規則正しく(by the clock) ✅除痛ラダーにそって効力の順に(by the ladder) ✅患者ごとの個別

    オピオイドの使い方 - とある内科医の病棟マニュアル
  • COVID-19の検査・治療(Ver.3) - とある内科医の病棟マニュアル

    重症度分類 重症化リスク因子 重症化マーカー 実際に重症化するかどうか? 検査ルーチン 軽症例の治療フローチャート 中和抗体 モルヌピラビル(RNA合成酵素阻害剤) 中等症Ⅰの治療フローチャート レムデシビル(RNA合成酵素阻害剤) 中等症Ⅱ(酸素1~3L)の治療 中等症Ⅱ(酸素≧4L)の治療 ステロイドの投与方法 ヘパリンの使用方法 バリシチニブ投与時の注意事項 バリシチニブが使用できない場合に検討する治療 トシリヅマブ(アクテムラ) 胸部CTのタイミング ECMO ★治療の原則は厚生労働省発行の「新型コロナウイルス感染症 診療の手引き」に従う 注)COVID-19の治療はエビデンスが少ない領域です。下記の治療内容については筆者が学会等で勉強したこと、筆者の感覚的な内容が多分に含まれています。参考程度と考えてください。 重症度分類 軽症:肺炎像なし 中等症Ⅰ:肺炎像あり。酸素化低下なし。

    COVID-19の検査・治療(Ver.3) - とある内科医の病棟マニュアル
  • 睡眠導入剤 - とある内科医の病棟マニュアル

    薬剤まとめ 治療のポイント 不眠のタイプ別処方例 まず最初の第一選択 入眠困難 不安があり眠れない、眠れるか不安、肩こりがある 中途覚醒や早朝覚醒、熟眠感がない 悪夢を見る せん妄ハイリスク患者やせん妄発症患者での追加の睡眠導入剤 睡眠導入剤のやめ方 漸減法 隔日法 置換法 薬剤まとめ 治療のポイント ✅不眠の原因がないかを確認する 睡眠時無呼吸症候群、むずむず足症候群、うつ病、不安障害、疼痛、前立腺肥大、排尿障害、薬剤性(ステロイド、アルコールなど)、認知症、パーキンソン病、心不全、COPD、気管支喘息、GERD、甲状腺機能異常、関節リウマチ、アトピー性皮膚炎。 ✅睡眠衛生指導を行う 就寝の4時間前以降のカフェイン摂取を控える 日中の運動を励行 昼寝はなるべく短時間にする 寝る前のスマホやパソコンの使用を控える 入浴は就寝の1~2時間前とする 飲酒量を減らす・寝酒を控える(睡眠の質が落ち

    睡眠導入剤 - とある内科医の病棟マニュアル
  • 凝固異常 - とある内科医の病棟マニュアル

    血液凝固カスケード 鑑別疾患 検査 PTのみの延長の場合 APTTのみ延長の場合 PT、APTTともに延長 PT、APTTともに正常で出血傾向がある場合 血液凝固カスケード 外因系:Ⅲ、Ⅶ(3+7=10) 内因系:Ⅷ、Ⅸ、Ⅺ、Ⅻ 共通系:Ⅰ、Ⅱ、Ⅴ、Ⅹ(2×5=10) 鑑別疾患 ※リバーロキサバン・エドキサバン:APTTよりもPTが延長しやすい ※ダビガトラン:APTTが延長しやすい ※アピキサバン:PT・APTTともに延長しにくい 検査 PTのみの延長の場合 ✅薬剤性の除外(抗凝固薬やその他の薬剤)。 ✅検査の再検(検査の不備や検体採取の問題の可能性) ✅DIC、肝硬変、肝不全の除外 生化学(AST、ALT、ALP、γ-GTP、コリンエステラーゼ、TP、Alb)、凝固(PT、APTT、Fib、FDP、D-dimer、ATⅢ)、腹部エコーなど ✅ビタミンK欠乏の診断 ビタミンK分画測定、P

    凝固異常 - とある内科医の病棟マニュアル
  • 胸水の対応とドレーンの管理 - とある内科医の病棟マニュアル

    主な鑑別疾患 胸水検査のフローチャート 胸水の検査 その他の必要な検査 漏出性胸水の場合 滲出性胸水の場合 胸水検査の解釈 Lightの基準 Heffnerの基準 各項目の評価 胸腔ドレーン留置の判断基準 感染性胸水 悪性胸水 ドレーンの管理 ドレーンの呼吸性変動がなくなったら(胸水の場合) ドレーンの呼吸性変動がなくなったら(気胸の場合) ドレナージが不良な場合 皮下気腫が増悪する場合 主な鑑別疾患 ★片側性胸水の場合は滲出性胸水の可能性高いため、胸水穿刺を積極的に考慮する 胸水検査のフローチャート 胸水の検査 ✅排液は1日1000mlまで(抜きすぎると再膨張性肺水腫になる) 細胞数、細胞分画、糖、アミラーゼ、LDH、pH、細胞診(悪性胸水の場合は3回提出することで感度上昇)、悪性所見がある場合はセルブロック作成(免染で原発巣や病理像の推定、必要に応じて遺伝子検索もできる)、胸水一般・抗

    胸水の対応とドレーンの管理 - とある内科医の病棟マニュアル
  • 甲状腺機能異常 - とある内科医の病棟マニュアル

    必要な検査 FT4正常~高値のフローチャート FT4高値 FT4正常 甲状腺クリーゼの診断基準 甲状腺クリーゼの初期治療 FT4低値のフローチャート 甲状腺機能低下症の原疾患 潜在性甲状腺機能低下症の診断と治療フローチャート 薬剤性の甲状腺機能低下 Non thyroidal illness(LowT3症候群) 原発性甲状腺機能低下症の治療 必要な検査 ✅下記のフローチャートに従って検査をオーダーする。 ✅FT4、FT3、TSH(FT3とFT4は同時算定できないため注意) ✅ACTH、コルチゾール、AST、ALT、LDH、ALP、TG、T-Chol、LDL-C、HDL-C。 ✅バセドウ病が疑われる場合:TSH受容体抗体(TRAb)、甲状腺刺激抗体(TSAb)、甲状腺エコー(血流測定も含む)、甲状腺シンチ(テクネシウム) ✅甲状腺機能低下症、橋病が疑われる場合:抗サイログロブリン抗体(Tg

    甲状腺機能異常 - とある内科医の病棟マニュアル
  • 高アミラーゼ血症 - とある内科医の病棟マニュアル

    フローチャート 薬剤性 その他 検査 P型高Amy血症の場合 S型高Amy血症の場合 アミラーゼクレアチニンクリアランスの計算 急性膵炎の治療 急性膵炎の重症度判定基準 フローチャート 薬剤性 P-Amy上昇 ステロイド、バルプロ酸、アザチオプリン S-Amy上昇 エフェドリン、テオフィリン、有機リン剤 その他 S-Amy上昇 肺炎やCOPDなどの呼吸器疾患、糖尿病性ケトアシドーシス、全身麻酔、消化性潰瘍、イレウス、外傷、肝障害、流行性耳下腺炎、子宮外妊娠破裂など。 P-Amy・S-Amy両方上昇 脳卒中、慢性腎不全 検査 まずはP-Amyとリパーゼの確認!! P型高Amy血症の場合 ✅消化器内科コンサルト ✅腹部造影CT、腹部エコー ✅止め ✅血算、生化、凝固、電解質、Ca、血ガス、リパーゼ ✅尿定性・沈査・尿中アミラーゼ、尿中電解質、尿中Cr S型高Amy血症の場合 ✅採血(血算、生

    高アミラーゼ血症 - とある内科医の病棟マニュアル