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ブックマーク / xtech.nikkei.com (9)

  • 改正民法が成立、「瑕疵担保責任」などシステム開発契約に影響大 | 日経 xTECH(クロステック)

    物品の売買や契約のルールなど「債権」に関する民法の改正案が2017年5月26日、参議院会議で可決・成立した。公布から3年以内に施行される。 民法の改正はITに関する契約に様々な影響をもたらす。システム開発委託時の契約内容や、その際に発生するユーザー企業とITベンダーの責任範囲などが変わる。 改正民法の変更点の一つが「瑕疵担保責任」をめぐる条文だ。民法634条から640条で規定されていたが、改正法では削除。代わりに(契約に対する)「不適合」という言葉を用いて同様の責任を求めている。 責任の内容も変更点がある。その一つがシステム完成後に見つかった欠陥の修正期限に関するもの。ユーザー企業はITベンダーから引き渡されてから1年以内に修正を求める必要があったが、改正法では欠陥に気付いてから1年以内にITベンダーに通知すれば、通知後5年以内は修正や報酬の減額などを求められるとしている。 外部の技術

    改正民法が成立、「瑕疵担保責任」などシステム開発契約に影響大 | 日経 xTECH(クロステック)
  • 「ブロックチェーンはスケーラブル」という神話と現実の課題

    「ブロックチェーンが世界の決済システムを変える」。こうした言説の妥当性はともあれ、その背景には「ブロックチェーンは低コストでスケールアウトできるデータベース」であり、「従来のサーバー集中型システムと比べて低コストで大規模にスケールさせることができる」といった思い込み、一種の“神話”が見え隠れする。 だが、少なくとも現時点でのブロックチェーンの現実は、大きく異なる。現在運用されている最大規模のブロックチェーンであるビットコインを例にとると、処理できるトランザクション(取引)データ量は、約10分ごとに約1Mバイト。1トランザクション当たりのデータ量は取引の性質によって異なるが、これは平均すると毎秒7トランザクションに相当する。これでは、とても世界の決済インフラを担える処理能力とはいえない。 また、その取引処理に要するITコストは、対価が支払われている採掘費用だけを見ても、現在は10分おきに12

    「ブロックチェーンはスケーラブル」という神話と現実の課題
  • 「ブロックチェーンの革新性はトラストレスにある」は本当か

    「ブロックチェーンの革新性は“トラストレス”にある」、とよく言われる。一般には、銀行のような「信頼(トラスト)のおける第三者」がいなくても、改ざんの心配なく取引を記録できる、といった意味で使われる。 しかし、よくよく考えると、「トラストレス」の意味するところは曖昧だ。そもそも情報システムにおける信用、信頼とは何なのか。実はここに、ブロックチェーンを現実世界に適用する上で、大変に重要なカギがある。連載第6回となる稿では、「ブロックチェーンはトラストレス」という言葉の意味するところを掘り下げてみることにしたい。 トラストとは「確認しない」こと 日語では信用、信頼などと訳される「トラスト」だが、その質は「確認しない」ことにある。確認ができれば、それはもはや「知っている」のであって、「信頼する」といった不確実性のある行為は必要ないからだ*。 *ドイツの社会学者ゲオルク・ジンメルは「信頼とは、

    「ブロックチェーンの革新性はトラストレスにある」は本当か
  • Webアプリの脆弱性調査ツール、脆弱性学習ソフトなど

    ラック ITプロフェッショナル統括部 ESS事業部 システムアセスメント部 担当部長。入社以来、ユーザー企業などのセキュリティ診断を手掛ける。最近飼い始めたフェレットと前からいる愛しのとのけんかに悩まされている。 セキュリティ技術者の山崎 圭吾さんがオススメするフリーソフトは、セキュリティチェックに使う「OWASP Zed Attack Proxy(ZAP)」とセキュリティの学習に使う「AppGoat」、Windows上でLinuxコマンドによる操作を可能にする「Cygwin」の三つ。最初の二つは、企業のセキュリティ担当者やシステム開発者が、セキュリティを学習するための入門ツールとしてぴったりだ。 OWASP ZAPは、Webアプリケーションの脆弱性を調べられるソフト。通信の中身を確認したり止めたりする「プロキシー」と、Webサイト内のコンテンツをリストアップする「スパイダー」、セキュ

    Webアプリの脆弱性調査ツール、脆弱性学習ソフトなど
  • 「業界上位10社4割近くが、5年以内に市場から脱落する」、シスコシステムズ鈴木氏

    鈴木氏は、「デジタイゼーションは、ITの進化とイノベーション推進力という二つの波によって加速している」と指摘。「クラウドやモバイルの時代になり、ビッグデータがビジネスのキーワードとなっている」という。 これらのデータを分析し、意思決定の自動化、AI活用による新しい気づきや発見といったことが具現化し、製品やサービスを生み出すイノベーションが、主導権が企業、サプライ側から消費者(デマンド側)へと移ってきている。「これらも、消費者のニーズや声がデジタル化されることで企業が取り込みやすくなっていることが背景にある」と鈴木氏は述べた。 今後5年以内に業界トップ10の4割が脱落 次に鈴木氏は、デジタイゼーションがもたらすビジネスインパクトとして、スイスのビジネススクールIMDとシスコの共同調査の結果を示した。「各業界上位10社のうち、今後5年以内にその4割近くが市場から脱落する」という内容だ。にもかか

  • SIガラパゴス、多重下請け構造の終焉の始まり

    「開発需要が盛り上がり、技術者不足が懸念される今でも、地方のソフト開発会社が結構つぶれている。人月単価が低くなりすぎて、採算が取れなくなったからだ」。ユーザー企業とITベンダーの両方の経営幹部を務めた、あるコンサルタントがそんな話をしていた。 この人も指摘していたが、今のように景気回復に伴いユーザー企業のシステム開発案件が増え、需給バランスがITベンダーに有利になっても、SIにおける人月単価はそれほど上がらない。結局、前回の好況期の水準まで人月単価が上昇すること無く終わるだろう。実は、過去何度もあった景気の山における人月単価は一貫して下がり続けてきたのだ。 それでも大手SIerなら、比較的カネ払いの良い金融機関や公共関連に多数の顧客を抱えているので、「景況は良くなっても顧客のコスト削減要求は依然として厳しい」と嘆くものの、まだ恵まれている。一方、コストにシビアな製造業や流通・サービス業を主

    SIガラパゴス、多重下請け構造の終焉の始まり
  • [1]AWSを始める前に押さえておきたいポイント

    昨今、Amazon Web Services(AWS)が注目を浴びている。もともとメディアやソーシャルゲームなどではよく使われていたが、ここに来てエンタープライズの分野でも適応領域が急拡大しており、「格的にキャズム(製品の初期市場と普及期の間に存在する深い溝)を超えた」と見なしている関係者は多い。 ところが、新しくAWSにチャレンジしようとするエンジニアからは「難しい」「思ったように学習できない」という声を頻繁に耳にする。稿では、これからAWSを使い始めようとしているエンジニアを対象に、“つまずきポイント”を明らかにし、その活用を手助けすることを目指している。 第1回では、AWSを始める前に押さえておきたいポイントを解説する。第2回から第5回にかけては、主要サービスごとの“つまずきポイント”を説明する。 ポイント1:サービスの多さに惑わされない AWSを始める前に押さえておきたいことと

    [1]AWSを始める前に押さえておきたいポイント
  • NoSQLをRDBMSの代替として利用するミドルウエア、ミラクル・リナックスがOSSとして公開

    図2●Zabbixの監視データ記録での、MySQLとNoSQLのCassandraの性能比較(ミラクル・リナックスのホワイトペーパーより引用) ミラクル・リナックスは2013年2月14日、RDBMSの代替としてNoSQLを利用するためのミドルウエア「History Gluon」をオープンソースソフトウエア(OSS)として公開した(図1)。オープンソースの統合監視ソフトウエア「Zabbix」が履歴データを保存する際、その保存先としてMySQLに代えてHistory Gluon経由でNoSQLのCassandraを使用することで最大3.4倍の性能が得られたとしている。 5秒の監視間隔で、30分間の監視データを書き込む処理での性能を比較した。MySQLでは、監視項目数が8000点程度までは正常に書き込みが行われ、30分間で最大約300万件の監視データが書き込まれたが、さらに監視項目数を増やすと、

    NoSQLをRDBMSの代替として利用するミドルウエア、ミラクル・リナックスがOSSとして公開
  • 「なぜ」が足りないのを、意識の低さのせいにするな

    ヒューマンエラーによるトラブルが無くならない業界といえば、どこですか? こんな問いかけをされて、あなたは最初にどの業界を思い浮かべるだろうか。ITproの読者なら、「まさに自分たちの業界のことなんだろうな」と苦笑いするかもしれない。 先日、「なぜなぜ分析」に詳しいマネジメント・ダイナミクスの小倉仁志社長にお会いすると、小倉氏からは開口一番、こんな話題が飛び出した。 「2012年の年末に、またIT業界の企業からなぜなぜ分析の依頼が舞い込みました。最近は依頼のほとんどがIT関連ですよ」。 とにかくIT業界からは、小倉氏に救いを求める悲痛な声がどんどん届くようになっている。2011年以降、その傾向は顕著だという(関連記事:震災後もIT業界の「なぜなぜ」需要は減らず)。 ヒューマンエラーは何も、IT業界に限った話ではないはず。ただし、IT業界には特有の事情がある。ミスが顕在化しやすいのだ。だから顧

    「なぜ」が足りないのを、意識の低さのせいにするな
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