オタマジャクシのような格好をしたホヤの幼生。体長は0.5ミリほど=岡村康司教授提供 背骨のない無脊椎(せきつい)動物のホヤの赤ちゃんが泳ぐ仕組みを、大阪大の岡村康司教授(生理学)らの研究グループが解明した。数少ない筋肉細胞一つ一つの収縮に強弱をつけることで泳いでいた。オタマジャクシのような形をしているが、背骨のある魚やオタマジャクシとは異なる仕組みだった。生物の進化の過程を解明するのに役立つという。24日、米科学アカデミー紀要(電子版)に掲載された。 ホヤ(カタユウレイボヤ)は成長すると岩礁にはりついているが、生後6〜7時間はオタマジャクシのような格好で泳ぎ回る。研究グループは、筋肉を収縮させる働きがあるカルシウムをどう取り込むのかを調べた。ホヤの赤ちゃんは、神経伝達物質の量の違いで開く細胞膜の穴を使って体液中のカルシウムを取り込む量を調節し、個々の筋肉細胞が収縮する度合いに強弱を
海に生息する無脊椎(せきつい)動物のホヤの幼生は、魚などの脊椎動物とは異なる仕組みで筋肉を動かして泳ぐことを、大阪大大学院の西野敦雄助教(動物学)らと自然科学研究機構・生理学研究所(愛知県岡崎市)の共同研究チームが突き止めた。多数の筋肉を協調して動かす脊椎動物への進化過程を探る手掛かりになるという。米科学アカデミー紀要に25日、発表した。 ホヤは生物の進化系統で、ヒトや魚類などの脊椎動物に最も近い位置にいる無脊椎動物。4億年以上前に脊椎動物との共通祖先から分岐したとみられ、生物進化のモデル動物として盛んに研究されている。 西野助教らは、わずか36個の筋肉細胞を使ってオタマジャクシのように巧みに泳ぐホヤの幼生(体長約1ミリ)に着目。高速カメラによる観察や分子生物学の手法で泳ぎ方を分析した。 その結果、筋肉の収縮の仕組みが脊椎動物とはまったく違うことが判明。魚などの脊椎動物は数百万個もの筋肉細
宮城県・石巻発「世界ほやEXPO」を応援するほや娘のブログです。 »世界ほやエキスポ公式サイト(2011年5月28日・29日開催!) ほやにちは!ほや娘です。 さて前回の記事で「ホヤは動物」ということを書きました。 そしてこのホヤ。 実は動物の中で唯一、セルロースを生成することができるんです。 セルロースは炭水化物のひとつで、植物のカラダを形作るのに重要な成分です。 なるほど、ホヤが植物っぽいのも頷けます。 ナタデココも主成分はセルロースなんだそうですよ。 ホヤの中では、殻をしっかり硬く保ったり がっちり土台にくっつくためにセルロースを利用しているみたいです。 ちなみに、セルロースを合成するための遺伝子は、他の生物から水平伝播したと考えられています。 もともとバクテリアか何かが持っていた遺伝子が、ホヤの先祖の遺伝子にひょいっと入り込んじゃったんですね。 ウイルスが感染するのと同じ感じかな?
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