世にも恐ろしい事件が、世界各国で報じられた。タイのレストランで提供された料理に人間の肉片が混入していたというのだ。しかし、これはフェイクニュースだったことが11月2日までに明らかになった。
![世界に拡散した「タイの人肉レストラン」は、フェイクニュースだった。 | HuffPost Japan](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/133965b7ef1b59a510ead1166d2887b10e52736b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimg.huffingtonpost.com%2Fasset%2F5c63385c260000d202fd371f.jpeg%3Fops%3D1200_630)
インドネシアでのライオン航空機墜落の後、西ジャワ州カラワン北方の海域に浮かぶ同機乗客のものとみられる財布(2018年10月29日撮影)。(c)ARIF ARIADI / AFP 【10月31日 AFP】インドネシアで乗客乗員189人を乗せたライオン航空(Lion Air)の旅客機が墜落した事故をめぐり、インターネット上でデマやフェイク(偽)ニュースが飛び交っている。フェイスブック(Facebook)では、無関係な赤ちゃんの写真が救出された搭乗者のものとして数千回も共有された。ネット大国のインドネシアでは過去の災害時にも誤った情報が拡散して問題となっており、当局は30日、ソーシャルメディアのユーザーにデマを拡散しないよう改めて警告した。 ライオン航空JT610便の機体が29日に首都ジャカルタ沖に墜落して以来、インターネット上にはそれに関するフェイクニュースが出回っている。その一つが、フェイス
日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)は、「A Field Guide to Fake News and Other Information Disorders」の日本語版「フェイクニュース調査のためのフィールドガイド」を報道機関の記者らの協力を得て作成しました。報道機関やジャーナリスト、研究者の方々に広く活用していただけるよう無料公開します。 ガイド英語版は、欧州のリサーチ機関「パブリック・データ・ラボ」が、米非営利団体「ファースト・ドラフト」の支援を受けて作成。JCEJが許可を受けて邦訳を行いました。日本語版作成に当たり、Readyforのクラウドファンディングでご支援をいただきました。 ガイド著者の一人Jonathan Gray氏(パブリック・データ・ラボ共同設立者、キングス・カレッジ・ロンドン講師)より、以下のコメントをいただきました。 日本語版の完成を嬉しく思います。ガイドを
他人を思いやり、共生するためのマナーである「江戸しぐさ」。一時期は江戸ブームとあいまって広く道徳などの教科書や教材に使われ、文部科学省や、各地方自治体も現代人が応用すべきマナーとして広まった。 江戸しぐさは現代人としてのマナーとして効用はあるが、それが江戸時代に存在したと考えれば歴史の捏造につながる。その一方、今でも江戸しぐさは広まり、自治体の講演や企業研修でも使われている。 その原田氏に「江戸しぐさ」をはじめとする偽史や現代のフェイクニュースがはらむ危険性などについて話を聞いた。 なぜ江戸しぐさは今なお広まるのか 江戸しぐさの代表例の「傘かしげ」、「こぶし腰浮かせ」は、公共広告機構(AC)のテレビコマーシャルや東京メトロの看板でご覧になった方も多いだろう。 原田氏は、道ですれ違ったときに傘を傾けてぶつからないようにする「傘かしげ」について、江戸時代の史料をもとに「そもそも傘はぜいたく品。
【AFP=時事】フェイスブック(Facebook)とグーグル(Google)、ツイッター(Twitter)の米ネット大手3社は3日、ネバダ(Nevada)州ラスベガス(Las Vegas)で起きた銃乱射事件の最中やその後に、うわさや誤情報が拡散するのを阻止できなかったと認め、対策に取り組んでいることを明らかにした。 【写真】現場となった野外音楽祭会場に散乱する観客らの所持品 59人が死亡、500人以上が負傷した今回の事件をめぐっては、フェイク(偽)ニュースが3社のフィードや検索結果に表示され、中には誤った人物を乱射犯と名指ししたり、犯人はドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領を嫌い、トランプ氏に批判的なテレビ司会者のレイチェル・マドウ(Rachel Maddow)氏のファンだと主張したりするものもあった。 ネット掲示板「4chan」を出所とする誤情報が検索結果の最上位に表示さ
拡散、背景にメディア不信 「自分の真実」以外信じず 昨年12月、フェイク(偽)ニュースが現実を動かす事件が米国を揺さぶった。首都ワシントンで28歳の男がピザ店に押し入り、ライフルを発砲した。けが人はなかったが「ピザゲート(疑惑)事件」として主要メディアが報じた。オバマ大統領(当時)の支持者が経営するこの店を拠点に「クリントン陣営が児童の人身売買に関与している」というフェイクニュースが男を突き動かしたからだ。 南部ノースカロライナ州のエドガー・ウェルチ被告。今年6月に禁錮4年の実刑判決を受けた。男手一つで幼い娘2人を育て、毎週教会に行った。熱心なキリスト教徒がうそを信じ「子供たちを救おう」とピザ店に向かった。「私たちには自分を守れない人々を守る責務がある。いつか理解して」。そんなビデオメッセージを娘たちに残した。
「フェイクニュース王」と呼ばれたジェスティン・クーラーさん。パソコン画面には「トランプ、日本の安倍首相とのゴルフで12回のホールインワン」との偽ニュースサイトに掲載した記事が表示されている=ロサンゼルス近郊の自宅で2017年6月17日、長野宏美撮影 「フェイク(偽)ニュース王」。米メディアにこう呼ばれた人物は、ロサンゼルス近郊のビーチ近くに住む。妻と2人の娘と一戸建てに暮らすジェスティン・クーラーさん(41)。本業はソフトウエア開発だが、「ナショナル・リポート」といったもっともらしい名前のインターネット上のサイトも複数運営し、フェイクニュースを流していた。 サイトを始めたのは5年前。当時、民主党のオバマ政権下で進む同性婚容認などリベラルな風潮に危機感を強めた保守層が、右翼系メディアの事実無根の「報道」をうのみにしていた。こうした読者の反応に興味があった。
フェイク(偽)ニュースに各国が悩まされている。インターネットやSNSを通じ、社会の憎しみをあおったり、政敵を攻撃したりすることで、選挙結果にも影響を与えかねない。一方で、政治家が偽ニュースを伝播(でんぱ)し、うそや誇張を繰り返すことで有権者が振り回される例も後を絶たない。現状とうそを見抜く試みの最前線を報告する。(ブリュッセル=津阪直樹、ベルリン=高野弦、パリ=青田秀樹、ロンドン=渡辺志帆) フランスではマクロン大統領が、しばしば偽ニュースの標的になってきた。 大統領選の決選投票を控えた5月初め。一騎打ちのテレビ討論で、右翼・国民戦線(FN)のルペン党首が、こう切り出した。「あなたが、(税逃れの)オフショア口座を持っているなんてことにならないといいんですけど」 持ち出したのは、討論の直前…
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