JavaScript によるオブジェクト指向プログラミングを説明する。 対象とするのは、JavaScript に言語的な興味を持つ人や、XUL などを併用して JavaScript で割と本格的なアプリケーションを作る人などである。 説明の都合上 Java の知識を前提としている。 参考文献はECMA-262 Edition 3 (errata)およびJavaScript 1.5 (mozilla.org)。 バグがなければ ECMA-262 Edition 3 を実装した処理系で動くと思う。 互換性を全く考慮していないので、それ以外の処理系では動かない。 一応 Rhino で動作確認している。 基本的な作法 サンプル・コード まずは例から入る。 取っ付きやすいように Java のサンプル・コードを示す。 説明の都合上 _counter と _access_counter は public