カメキチの目 前回、『目からウロコの自然観察』という本を読んで思ったことを書いた。 自然は人間じたいがその一部、「自然」的存在なので、本能・DNAに自然への感性が組みこまれているのだろう。 しかし、人間は同時に「社会」的存在だから、仲間・同類から離れては生きてゆけない。 私の生きているのは日本という国。 ーーーーーーーーーー 子ども時代をすごした故郷を思ったり、旅で「シャッター通り」を歩いたり、酔いそうになる大都会の雑踏を行くとき、ふっと思う。 「過疎、過密」「地方と中央」「一極集中」…。 この偏りを、この国の政治や経済のリーダー、エライさんはどう考えているのだろうか(考えてないか)。 この偏りは、国土でしか生きられない人々(国民)の生活の質、その差・不平等に歴然とつながっている。 (「生活」というのは、いってみればその土地で暮らしている人にとっては身近な「現実世界」であり、そこに長く住ん