中国ではいま、人型ロボット(ヒューマノイド)がショールーム展示やイベントパフォーマンスの段階を越え、家庭や実用シーンへと急速に広がり始めている。一方で普及の陰で、「買った後に維持できるのか」という現実的な課題も浮かび上がってきた。 約20万元(約460万円)で人型ロボットを購入したZさんは、このたび製品の修理代として3万元(約70万円)を請求され、その高さに驚いたという。内訳は部品代が2万8000元(約64万円)、作業費と調整料が2000元(約5万円)だった。 ロボットは敷居につまずいて転倒して以来、歩行時に不安定な揺れが生じるようになった。修理に出したところ、股関節のハーモニックドライブに肉眼では確認できない微小な歪みが見つかり、関節モジュールを丸ごと交換する必要があった。特に負担が大きかったのは部品代ではなく、その後に必要となる精度補正とアルゴリズム調整で、復旧までに約7日も要した。

