自殺は深刻な問題である。世界的に見ると毎年80万人もの人々が自らの手で命を断っているそうで、WHOによると自殺は2015年の世界の10~19歳の若者の死因の3位とな自殺、欧州と南アジアにおいては死因の1位または2位を占めているそうだ。 自殺願望を抱く人は家族や友人にも告げず突然ことに及ぶため、それを予測することは非常に難しいとされてきた。 しかし最近の研究によると、脳の活動パターンの中に生物学的なサインが隠されていることがわかってきた。AIによる脳撮像技術で、自殺防止対策ができるかもしれないという。 脳の電気活動に現れる自殺傾向の有無を特定 米カーネギーメロン大学の神経学者マーセル・ジャスト教授は、「最新の研究成果は、自殺願望と行動に関連する概念の変化を特定」すると説明する。これを脳と心を覗く窓として用い、自殺のおそれがある個人の思考や感情を探り出すことができるのだという。 これまでジャス