育休、育メン、イクボス…など、女性の活躍推進の声が大きくになるにつれ、そうした活動も徐々に活発化しつつある。一方でマタハラ被害も後を絶たない。さきごろ、都内で、脱マタハラを推進する団体とイクボスを先導する各リーダーが集い、イベントを開催。マタハラのない社会を目指し、ガッチリとかみ合う議論を展開した。 脱マタハラとイクボス。マタハラの諸悪の根源が、マネジメント層にあることを考えれば、両者の接近は、必然といえる。イクボスの象徴的存在として、先頭を走るサイボウズ青野慶久社長は「イクボスにはメリットしかない。働きやすくなることで優秀な人材が集まるし、離職率も下がるし、なにも悪いことない。多様性を認めつつ、風土を変えることが重要」と働く男の視点から育児参加の素晴らしさを訴える。ファザリーング・ジャパン代表の安藤哲也氏は「いろいろ問題はあるが、抜本的には人事考課を変えるのが一番効果的」と脱マタハラ実現