衆院予算委員会で19年度予算案が可決され、野田聖子委員長(右端)に野党議員が抗議する中、一礼する安倍晋三首相(中央)ら。面白い国会を期待するのは無理なのか=国会内で1日、川田雅浩撮影 国会をはじめ面白い議論を目にする機会がほとんどない。「日本人は議論下手」という説があるが、そもそも私たちは議論が嫌いなのではないか。歯に衣(きぬ)着せぬ文章を書いてきた作家、曽野綾子さん(87)と小谷野敦さん(56)に「議論」論を聞いた。【藤原章生】 2月末、衆議院予算委員会の質疑をじっくり聞いてみた。主なテーマは厚生労働省の統計不正問題だったが、思わず聴き入ってしまう議論は絶無に近かった。そもそも安倍晋三首相ら政府側には議論する気がないようだった。用意された文書を読むだけでは議論にならない。野党も議論を促す工夫や気概が足りないように見えた。立憲民主党の枝野幸男代表の話は面白いのだが、政府側がまともに答弁しな
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