ブックマーク / tomio.hatenablog.com (3)

  • 登美彦氏、晩ご飯を食べる第二部 - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ

    森見登美彦氏は「ぽーにょぽーにょぽにょ」と心の中で歌いながら、宵山の喧噪を抜けていく。 編集者が一緒なので、声に出して歌ったりはしないのである。 ちなみに登美彦氏は遊んでいるわけではなかった。 小説を書くために取材をしているのである。 取材をする際、なによりも大切なことは、ラムネを飲み、いちご飴をべ、地鶏焼き鳥をべ、神戸牛串焼きをべることである。そして編集者の人が執念で手に入れた金魚入り風船を頭上に揺曳させて、婦女子にきゃあきゃあ言われることである。 「これが取材か?という異論は却下!」 登美彦氏は呟いている。 「それにしても、どちらを向いても人だらけ!」 森見登美彦氏は蟷螂鉾の界隈をうろついていた。 猛然と取材をしていると、うら若き女性に「森見さんですか?」と声をかけられた。 登美彦氏はできるだけ油断なく、美女の読者に応対する用意をしている。しかし残念なことに、たまたま油断しきって

    登美彦氏、晩ご飯を食べる第二部 - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ
    alamer
    alamer 2008/07/17
    京都在住の有名人に会えるかも!と期待しますよね。現に1日目は私も「森見さんいるかも」と期待しました。(笑)
  • 登美彦氏、招待状を受け取る。 - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ

    枯れた創造の泉の岸辺に、森見登美彦氏が三角座りをしていた。 登美彦氏は二月頃からずいぶん長くそうしている。 全地球的規模で進む環境破壊は、辺境にある登美彦氏の創造の泉にまで及んだ。 荒涼たる岸辺に座る登美彦氏は、かつての泉を思い浮かべる― 小さな泉とはいえ、かつてそこには満々と何かの汁がたまっていた。ややねっとりとした液体で、水面には鼻の頭の脂が浮き、大学生協のみそ汁(二十円)みたいな匂いがしたが、ともかくも液体がたまっていた。頑張って柄杓をつっこめば、底のやわらかい泥の中に転がっている乙女チックな白玉団子を拾い上げることもできたのだ。そして乙女チックな白玉団子は、比較的口当たりがよく、ていねいに洗ってやれば泥の中に転がっていたものとは分からなかった。商売は繁盛した。 しかし今、泉は干上がり、底の泥がむきだしになっている。かつて登美彦氏に乙女を描かせた妄想の白玉団子たちも泥にまみれてカピカ

    登美彦氏、招待状を受け取る。 - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ
    alamer
    alamer 2008/04/05
    平野啓一郎さんもいつのまにかモデルと結婚してるし、小説家ってもてるんだなぁ。登美彦氏は女医さんが好みですか。
  • 2008-03-16

    今年はじめに京都で開催された秘密会談において、万城目氏は「テレビドラマの『鹿男あをによし』をぜひ観るように!」と登美彦氏に強く迫ったが、登美彦氏は原作者人からすすめられたにもかかわらず、当初の決意を変えることはなかった。 ここに登美彦氏の「うつわ」の限界をみてとることができよう。 しかし。 登美彦氏がそうやって意地を張ってふくれている一方で、万城目氏はちゃくちゃくと策謀をめぐらせていたのだ―『鴨川ホルモー』の映画化、そしてエッセイ集の発売。 万城目氏はその最新刊を登美彦氏に送ってくれた。 エッセイ集『ザ・万歩計』は、表紙にたくさんの万城目氏がうごめく不気味このうえないであり、善良なる読者の安眠をさまたげることうけあいである。 そんなおそるべき表紙の中にある一服の清涼剤は、万城目氏に鉄拳をお見舞いする「登美彦氏の右腕」であろう。 これを「友情出演」と呼ぶべきか、否か。 ぜひとも書店で確認

    2008-03-16
    alamer
    alamer 2008/03/16
    森見氏の近況。本の小型化、2次元化。
  • 1