ネット競売を主力事業とし、携帯電話向けサービスやアフィリエイト(成功報酬型広告)事業でも積極的な事業拡大を推進している東証マザーズ上場のディー・エヌ・エー(DeNA)に株価上昇期待が集まっている。2月末からの“世界同時株安”の影響で、東証マザーズ指数が設定来の最安値水準に低迷しているなかで、DeNAの株価反転上昇観測が浮上しているわけだ。この背景を探った。 同社が1月25日に発表した2006年4〜12月の連結業績は、売上高90億7900万円(前年同期比2.1倍)、経常利益30億9400万円(同2.4倍)と大幅な増収増益を実現した。これは、携帯電話向けのオークション(競売)やアフィリエイトを含むモバイル事業の売上高が前年同期比3.4倍の57億円と急拡大したことが大きく寄与したためだ。 特に、2006年2月にサービスを開始した携帯電話向けゲーム&コミュニティサイト「モバゲータウン」が、アフィリ