これまで信じてきた自国の「歴史」が切り刻まれるとき、人はどのような反応を示すのだろうか? ハンガリー人の平和学研究者バラージ・コヴァックは、アジア各国の学生を集め、自国の歴史教科書に国の起源や第2次世界大戦がどのように書かれているかをプレゼンさせる授業をおこなった。 日本の植民地政策や慰安婦問題といったセンシティブなトピックは、どのように記述されているのか? 学生たちが議論の果てに見出した、歴史教育の真実とは? Balazs Aron Kovacs バラージ・A・コヴァックス(右) 1976年、ハンガリー生まれ。社会科学者、平和学研究者。米国の老舗人権NGO「フリーダム・ハウス」を経て、2007年から13年まで国連平和大学で教鞭をとる。2017年にオーストラリアのニューイングランド大学で博士号を取得。現在はウェブスター大学タイ校で教鞭をとる。 アジア8ヵ国の歴史教育に切り込む 社会科学者で
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