私にとってのVR(Virtual Reality)は、QTVR(QUICKTIME VR)が始まりでした。1990年代にAppleが開発した技術・ソフトウェアで、全天周360度のパノラマ写真が再生できました。QTVRのVRはもちろんVirtual Realityですが、当時VRという言葉よりも「全天周パノラマ写真」という言葉を使っていました。 いま(2018年8月現在)で言うVR(Virtual Reality)という言葉が指す範囲は非常に広く、VRコンテンツを開発したり利用するための知識は多岐に渡ります。ただ、その一部である360度VRの実写画像・映像の部分では、撮影・変換・オーサリング手法など全て、QTVRの時代に確立されたものです。 360度VR画像(全天周パノラマ写真)の原理やその作り方は、現在のVR開発・制作にも活かされる部分があります。 360度VR画像(全天周パノラマ写真)の