「素数」とは 111 と自分自身以外の約数を持たない数のことです。 素因数分解が可能であることの証明は簡単です。当たり前のことをきちんと書いただけです。 背理法で証明する。素因数分解不可能な正の整数が存在すると仮定する。その最小のものを nnn とする。 素数(および 111 )はもちろん素因数分解可能なので nnn は素数ではない。 よって,nnn は 111 より大きく nnn より小さい約数を持つ。よって n=abn=abn=ab ( a,ba,ba,b は 111 より大きく nnn より小さい正の整数)と表せる。 最小性の仮定より aaa と bbb は素数の積で表せる。よって nnn も素数の積で表せるので矛盾。