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ブックマーク / note.com/issei_y (6)

  • それは現在を扱う仕事か、未来を描く仕事か?|山本一成🚗TURING

    一成と青木俊介は一ヶ月ほど前にLv5完全自動運転車スタートアップを始めた。ありがたいことに早速インターンの人が数名入ってきたくれた。物事が進み始める強いチカラを感じている。 仕事をするなかで非常に重要なことに気がついた。それはあらゆる仕事には二種類あるということだ。①現在を扱う仕事と②未来を描く仕事だ。①の仕事は今ある枠組みを整理したり改善したりするものだ。これはとても大切なものであるがそれだけではスタートアップは前進しない。 ②未来を描くことが必要だ。Lv5完全自動運転車を作るために何が課題だろうか。ハンドルがない車を社会実装するのは単純に技術だけの問題ではないのは明らかだ。財務・法務などもクリエイティブな設計が求められるだろう。 技術面での課題はさらにチャレンジングだ。完全自動運転車が社会に受容されるために人間の10倍安全であるとする。そのために必要なe2e deep learni

    それは現在を扱う仕事か、未来を描く仕事か?|山本一成🚗TURING
    alcus
    alcus 2021/09/30
  • 「将棋プログラムをどう作ればいいですか?」という質問への返答|山本一成🚗TURING

    Twitterのダイレクトメッセージで「将棋プログラムをどう作ればいいですか?」という質問をいただいた。色々考えさせられる質問だったのでnoteにも共有してみたいと思う。 Alpha Zeroのお話はこちらから読めます。私個人の予想としてはDeep Learningを駆使したプログラムが今後どんどん強くなると思っています。 職業柄、若い人達にしばしば、どうやって将棋プログラムを勉強すればいいですかと聞かれます。私の20代はすべて将棋プログラムに費やしてきたし、その過程はとてつもなく知的好奇心に満ちた素晴らしい旅路でした。ただ、すでに将棋プログラムは十分成熟した段階を迎えています。 時代の変化は確実にあります。以前、熱かった分野が今後も熱い分野になるとは限りません。将棋プログラミングも題材としては相変わらずとても面白いものですが、2018年現在では、多くの人にお勧めできる研究テーマとはなりに

    「将棋プログラムをどう作ればいいですか?」という質問への返答|山本一成🚗TURING
    alcus
    alcus 2020/10/21
  • 「私プログラミングの才能がないのでしょうか?」という質問への返答|山本一成🚗TURING

    大学生3年生の子に「私プログラミングの才能がないのでしょうか?」という質問をいただいた。色々考えさせられる質問だったのでnoteにも共有してみたいと思う。 彼女の学科では全員、ぷよぷよで対戦するプログラムを作っているらしい。彼女自身も頑張ったが、トップレベルの人たちにはとても勝てそうにないと感じているそうだ。果たして彼女は才能ないのだろうか? 才能とはなんだろうか? 3月と4月生まれの子は質的は差がない。あるのは唯一学年が異なることだろう。4月生まれの子は小学一年生の時点ではかなりのアドバンテージを持っているのだ。その結果勝てるのでどんどん楽しくなる。これが才能なのだろうか?ぷよぷよで勝ち始めた子達はその時点で4月生まれになったのだ。彼女が才能がないんじゃないかと自分を疑っている間にも、どんどん4月生まれ達は上手くなっていくのだ。 4月生まれがどんどん走っていくので追いつけない?実際には

    「私プログラミングの才能がないのでしょうか?」という質問への返答|山本一成🚗TURING
  • Alpha Zeroの衝撃と技術的失業|山本一成🚗TURING

    2016年、Google DeepMind社から恐ろしい論文が出された、AlphaGoその名を冠した囲碁プログラムが既存の囲碁ソフトに勝率99%を叩き出したのだ。AlphaGoは強化学習とDeep Learningを組み合わせた囲碁プログラムで、その年に最強の囲碁棋士の一人である李世ドルさんに4勝1負で勝利した。その後も進歩を続けて今のAlphaGoの強さは人類が体感できるレベルを超えるほど強くなったと予想される。 2017年も終わりのころ、Google DeepMind社からまた途方もない論文が発表された。囲碁とほぼ同じ手法で最強レベルのチェスや将棋プログラムを超えたということだった。実際のところ正確に超えたのかどうかちょっとだけ疑問もあるのだが、まず前提として彼らの新手法が途方もない成果をあげたこと素直に祝福したい。彼らは自分たちのプログラムをAlpha Zeroと名付けた。 コンピュ

    Alpha Zeroの衝撃と技術的失業|山本一成🚗TURING
  • 将棋ウォーズにある史上最強に弱いPonanzaの話|山本一成🚗TURING

    自分が制作に関わっているスマホアプリに将棋ウォーズというゲームがある。オンライン対戦でたくさんのユーザーが毎晩将棋を指しており、最近になって合計対局数が3億対局を超えた。私の想像を遥かに超えるほど指されておりアプリ製作者としてはこれ以上にない喜びである。 しかし初心者にとってオンライン対局は決して気楽なものとは限らない。多くの強豪たちがオンラインの世界ではたくさんいるからである。そこで将棋ウォーズではオンライン対局とは別に練習対局というモードが実装されている。このモード、結構弱めで旧バージョンのPonanzaが搭載されており、ユーザと気軽に対戦できるようになってる。 Ponanzaの中でも「簡単」モードを選ぶと、史上最強に弱いPonanzaが選べる。このPonanzaこれ当に弱い。ここまで弱いプログラムがあるのかというくらい弱い。おそらくランダムに手を指すプログラムよりも弱い。 このPo

    将棋ウォーズにある史上最強に弱いPonanzaの話|山本一成🚗TURING
    alcus
    alcus 2018/01/16
  • この10年間のプログラミングの変化|山本一成🚗TURING

    はじめましてnoteの皆さん、名人を倒した将棋プログラムPonanzaというものを作っていた山一成と言います。この度ははてなから引っ越してきました。2018年になったので新しくブログ書いてみようかなぁ〜ってはじめました。 私がプログラミングをはじめたのは大学生だった時ちょうど10年前でした。そして今2018年になって、同じプログラミングにしても色々変わったなぁという印象です。今日はそのへんを皆さんと共有できたらなぁ〜と書きました。 あくまで私の観測範囲内での話をすればですけど、10年前のプログラミングの世界は速く動くことがかっこよかったです。実際にかっこいいだけでなく、必要とされる場面も多かったような気がします。私が愛用しているプログラミング言語はC++(シープラスプラス)と言って、まあそれは高速に動作することだけを意識して作られた言語でした。 加えて、今から考えれば一体なんでそんなトリ

    この10年間のプログラミングの変化|山本一成🚗TURING
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