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ブックマーク / number.bunshun.jp (5)

  • 甲子園に出るための「外人部隊」と呼ばれて。越境入学は是か非か。(小西斗真)

    1-6と5点リードされた5回から反撃し、一時は7-6と逆転に成功したが、8回裏に2点を奪われて、逆転負けした益田東の選手たち。 夏の甲子園は、今回で第100回という大きな節目を迎えた。大会第3日第4試合では18年ぶりに出場した益田東が常葉大菊川に悔しい逆転負けを喫した。 益田東は過去3度に続いて、またも勝って校歌を歌うという目標は達成できずに甲子園を去った。 「常葉大菊川(静岡)といえば常連校。島根の公立校が良くがんばったじゃないか」なんて声も聞こえてきたが、益田東は私立校である。古くは倉吉北、今でも花巻東や上田西など公立っぽい校名の私立校は全国にある。新しいところでは今夏に奈良大付が初出場したが、これも「国立大付属」ではない。 益田東に話を戻すと、地方大会のベンチ入りメンバー20人全員が県外出身者。17人が大阪で、残りが京都、兵庫、福岡。大庭敏文監督も大阪出身で、ベンチでは関西弁が飛び交

    甲子園に出るための「外人部隊」と呼ばれて。越境入学は是か非か。(小西斗真)
  • 甲子園にも球数制限を設けるべき。斎藤佑樹、太田幸司の頃とは違う。(小関順二)

    延長再試合は、甲子園のドラマの1つの頂点である。しかし、投手にかかる負担を考えれば、手放しで賞賛もできない。 第89回選抜大会は「延長戦の多い大会」という記憶が残るだろう。 初日……第1試合/呉6-5至学館(12回) 2日目…第1試合/盛岡大付10-9高岡商(10回) 3日目…第2試合/滋賀学園6-2東海大市原望洋(14回) 5日目…第2試合/早稲田実5-4明徳義塾(10回) 7日目…第2試合/福岡大大濠1-1滋賀学園(15回引き分け、再試合)、第3試合/健大高崎7-7福井工大福井(15回引き分け、再試合) この中でも目を引くのは7日目の2試合である。夏の大会では1969(昭和44)年の決勝、松山商対三沢が延長18回の末、0-0のまま決着がつかず、翌日再試合となって松山商が4-2で三沢を退けたことがある。 記憶に新しい2006年の決勝では田中将大(駒大苫小牧→現ヤンキース)と斎藤佑樹(早稲

    甲子園にも球数制限を設けるべき。斎藤佑樹、太田幸司の頃とは違う。(小関順二)
  • 任天堂がマリナーズを手放した日。元社長・山内溥氏の“シアトル愛”。(ナガオ勝司)

    任天堂は日系企業として史上唯一、メジャーリーグ球団の筆頭株主だった。 4月27日の午後、拠地セーフコフィールドの記者会見場で行われたマリナーズの会見を超訳すると、こうなる。 「日マリナーズは、任天堂アメリカが持ち株55%の大部分をファースト・アベニュー・エンターテイメント(FAE)社に譲渡したことを発表します。それに伴い、ハワード・リンカーン現CEOが退任し、代わりにジョン・スタントンが新CEOに就任することも併せて発表させて頂きます。それらは8月に予定されているメジャーリーグのオーナー会議で正式に承認される見込みです」 一説によると、マリナーズの全持ち株は14億ドル(1ドル110円換算で1540億円)といわれており、任天堂は6億3000万ドル(693億円)分の持ち株をFAE社に売却するという。 マリナーズがアメリカに還る日が来た、ということだ。 日企業の球団買収は逆風にあったが……

    任天堂がマリナーズを手放した日。元社長・山内溥氏の“シアトル愛”。(ナガオ勝司)
  • 子供のときの食事でケガは減らせる!ドイツが取り組む“食事改革”の全貌。(木崎伸也)

    「子供のときに正しい事をしていたものは、プロになってからケガが少ない」 インゴ・フロベーゼ教授(ケルン体育大学) 今、ドイツサッカー界では「事改善」がブームになっている。 パフォーマンスを上げるために、フィジカル、メンタル、テクノロジーといったことを突き詰めているうちに、事にまで行き着いたのだ。 たとえば今季フランクフルトでは、2シーズンぶりに戻ってきたフェー監督の要求により、栄養士のアドバイスの下、事改善に取り組むようになった。 「動物性タンパク質は炎症を助長し、ケガのリスクを高める」という理由で肉を出す機会を以前より少なくし、さらに乳製品を出すのをやめた(代わりとなるのはアーモンドミルクやオート麦ミルク)。小麦は排除し、ライ麦、ソバ、スペルト小麦(古代穀物)を使った事を出している。 これによってドイツU-21代表MFのステンデラは体のキレが増し、10節のハノーファー戦で2ゴー

    子供のときの食事でケガは減らせる!ドイツが取り組む“食事改革”の全貌。(木崎伸也)
  • なぜ甲子園の応援歌は懐メロが多い?アルプス席の吹奏楽部を徹底検証!(梅津有希子)

    ピンクレディーが歌った『サウスポー』は1978年の大ヒット作。作詞は阿久悠、作曲が都倉俊一という名コンビによる。 なぜ甲子園の応援歌は懐メロが多いのか? 高校野球の鉄板応援歌といえば、昭和の歌謡曲にアニメの主題歌、少し前に流行ったJ-POPなど、昔懐かしいラインナップがずらりと並ぶ。パッと思いつくだけでも、『狙いうち』『サウスポー』『タッチ』『暴れん坊将軍』『必殺仕事人』『紅』『夏祭り』『さくらんぼ』『パラダイス銀河』『宇宙戦艦ヤマト』『ポパイ・ザ・セーラーマン』『ルパン三世』『海のトリトン』……といった具合で、今の高校生たちはまず知らない懐メロが見事に並ぶ。 しかも、長年の間、曲の顔ぶれがほとんど変わらない。これはいったいなぜなのだろうか。中高6年間吹奏楽部に所属していた経験から、理由を考察してみたいと思う。 吹奏楽部に無いのは、予算か練習時間なのか? まっ先に思ったのは、「吹奏楽部の予

    なぜ甲子園の応援歌は懐メロが多い?アルプス席の吹奏楽部を徹底検証!(梅津有希子)
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