共同通信社の40~50代の元ソウル支局長2人が在任中、会計処理で生じた為替差益計約6千万円をため込んで私的に流用していた問題で、同社は8日、産経新聞の取材に、金銭の具体的な使途については「公表を控える」とした。 問題を巡っては、直近のソウル支局長である40代の現外信部次長が、任期を終えて帰国後に同社に相談したことで発覚。その1つ前に務めた50代の現外信部次長が差益約3230万円、40代は差益約2780万円を得ていた。2人は、社が経費と認めた一部を除く計約5780万円を既に返還。同社は警察に被害届は出さない方針を示している。