当初は断ろうかとも思ったのだが、プレイしたことがないとはいえ、ずっとこのシリーズに興味があったのも確かだ。私は東北のど田舎で生まれ育ったのだが、なぜかそんな決して子供の数も多くはない土地に、『真・女神転生』シリーズを熱狂的に支持するマニアックな子供達が何人もいた。特殊な地域だったのかもしれないが、そんなカルトな子供集団が当時は色んな地域に発生していたのではないかとも思う。 なのでそんな友人の家に遊びにいくと、『真・女神転生』を遊んでいる姿を皆で見守るというゲーム鑑賞会が始まるのだが、当時から、『真・女神転生』というゲームの持つその独特な世界観、悪魔召喚プログラム、悪魔合体に代表される独特なシステムには惹かれるものを感じつつ結局自身で没頭してプレイすることはなかった。 その最大の要因は当時3Dで描かれるダンジョンにどうしても私自身が馴染めなかったというか、自身の空間把握力のなさに絶望してしま